今日、大先輩の尊敬する女医さんに言われた。
「身体の外で受精させるような、神様の意思に背くことまでして子供を作ろうなんてね、思わん方が良いよ。」
・・・大先輩は、腹腔鏡検査の結果に落胆してた私を励まそうとしてくれたんだ、とも思う。
いつもは、とっても懐の深い大きな人だし、私のことを本当に可愛がってくれてる人だから。
でもね、先輩。
「神様の意思」で私は自然妊娠できない身体になったの?
そんな私が子供を持ちたいと思うことは「背く」ことなの?
じゃあ、虐待して子供を殺しちゃうようなお母さんが子供を授かるのも、神様の意思なの?
その子にとっては、虐待されて殺されてしまう短い人生が神様の意思なの?
そんな意思をもつ神様なんて、いらない。
それにしても、不妊治療に関して世間の風当たりはまだまだ相当に冷たいことを再認識・・・
医学の進歩を目の当たりにしている筈の医者の台詞ですら、「神様の意思に背くのは」だもの。
でも、それなら、医者が病気を治すのも「背く」ことになっちゃうよね。
その大先輩は名医だから、今までに多くの患者さんを治療してきてる。
特に顔面に先天異常を持って生まれてきた子を多く手術してたハズ。
ねえ、先輩。
顔面に先天異常を持って生まれた子も「神様の意思」なの?
そんな子供たちを一生懸命治療してきた貴方は「背いて」いるの?