夢、希望、情熱。
願うなら、まだ消さないで欲しい。
これは異国から来た1人の青年に向けた俺からのメッセージである。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170311/20/totoroojisan/11/85/j/o0960072013887514529.jpg?caw=800)
クラウドダイエッティング10日目。
毎週土曜日は唯一好きなものを食べて良い日と決めている。
とは言っても食べるもの(行く場所)は決まっている。
無添加餃子や無添加ハンバーグで人気のサムライ寿限無。
先ほどの話を正確に言い直すと
土曜日は江ちゃんに会いに行く日と決めている。という言い方が正しい。
知らない人もいるだろうから説明すると、江ちゃんというのは
株式会社JcTクリエーションズ 代表取締役 江 小涛さんのことである。
先程も書いたが、無添加無農薬野菜使用の餃子で今勢いのある社長である。
そんな江ちゃんは
「義」のかたまり。
受けた恩は必ず返す。
従業員に対する思い。
そしてお客様1人1人に対する接客態度
決して疲れたと言わない前向きな性格。
俺は江ちゃんが好きである。
同性では1番好きかもしれない。
そんなサムライ寿限無で食べたランチは
無添加餃子ランチ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170311/20/totoroojisan/b6/67/j/o0960072013887514871.jpg?caw=800)
写真を撮ることを忘れていたのでこんな中途半端な写真になってしまった。
餃子は一般的な餃子の2倍の大きさ。
外はカリッと揚げられていて
中は肉汁と野菜の旨味がジワーッと広がる。
極めつけは食べ方。
醤油を使うのはNGである。
寿限無餃子は酢と胡椒で食らう。
そんなランチを食べながら江ちゃんと話す。
話した内容はベトナムから来た青年、グェンについて。
グェンも俺とFacebookで繋がっているから、自分が写っている写真がサムネイルになっているこのブログをもしかしたら見るかもしれない。
そんなグェンに伝えたい。
1番上の写真は
昨年、俺と江ちゃんとグェンの3人で撮ったもの。
グェンは明るくてハンサムで気も効くし、お客さんから人気があった。
そんなグェンは江ちゃんの店を辞めて、今年から自分のお店を持つことになっていた。
そして今年。グェンはお店を始めた。
が、1ヶ月足らずで閉店してしまった。
グェンは落ち込んでいるらしい。
江ちゃんは彼に自分の店に戻ってこいと伝えた。
彼はそれをこばんでいる。
本当の理由は本人にしかわからないが、お店に立って応援してくれたみんなに
合わせる顔がないという。
だけど江ちゃんの考えは違う。
今まで応援してくれたみなさんの前にもう一度立って、応援してくれたみなさんに謝れという。
誰もグェンを責めたりしない。
むしろ「おかえりなさい」と言ってくれて「気にするな」と言ってくれるだろう。
俺が江ちゃんと付き合って半年。
江ちゃんについているお客さんは江ちゃんにみんな惚れている。
そんなお客さんがグェンを責めるはずもないのは俺だってわかる。
グェンへ。
色々な理由があるのだろうけど。
日本にいる限りは
江ちゃんを兄と思い
江ちゃんのために頑張れ。
「義」とはそういうもの。
さすれば道は開ける。
グェンの持ち前の明るさは、いつまでも消えることはないのだから。
そんな話しをしながら噛み締める餃子から肉汁がこぼれた。
異国の地からやってきた青年の気持ちを思うとこみ上げるものがある。
いや、異国人と考えるのは失礼だ。
江ちゃんもグェンも俺の大切な友人なのだから。