前回はKY(空気が読めない)の話をしました。

 

「KY」という自覚がある、そこのあなた!
本当に空気が読めないですか?
実は、相手の気持ちを分かっていたうえで
気づかないふりをしたり、
念のために質問したり、

気に食わないので(笑)あえて逆の態度を取ったり
していたりしませんか・・・?
(私はそういうタイプです)

実は、日本人の空気の読み方には
この「空気を読むこと」のほかに
もう一段階あります。

それは「忖度(そんたく)」です。
この言葉は、政治家たちが首相など、
「偉い人の意を組んで行動する」
ことを表現するのに使われて話題になりました。

 

日本では、忖度をしないと

「空気が読めない」「仕事ができない」と言われてしまうことが多いのです。

 

つまり、

①空気を読む(言葉を交わさずに周りの様子を察知する)
②忖度する(その中の偉い人や多数派の意見に合わせて行動する)
というところまでできて、

「君は空気が読める!」となる訳です。

そこで、グローバルコミュニケーションの視点からの提案です。

「AKYになろう!」
これは、「あえて空気読まない」を略した造語です。

「空気を読むこと」
これ自体は、日本人の強みではありませんか?
相手の気持ちを考えることは
社会生活において重要なことですよね!

ただし、その先の、
「言葉を交わさずに」「良かれと思って」行動までするのは良くないでしょう。

なぜなら、多様な文化が入り混じる中では、
日本の常識は通用しないことが多々あるのです。

こうかな?
と思ったとしても、念のため質問してみましょう。
「私はあなたはこれが好きかなと思ったんだけど、どうかな?」
「日本だとこういうとき○○するんだけど、あなたの国ではどうかな?」
きっと、あなたも同じように、沢山質問されると思います。

「相手と自分は違う」

西洋人のように、
これを当然としてコミュニケーションを取るほうが
グローバル社会で上手くやっていくことができそうですね。