21世紀の歴史
21世紀の歴史
8月末に買ってようやく読み終えました。
内容は、(私の理解の範囲では)
今後、世界に3つの波が訪れるというもので、
第一第二のような世の中になると
人類は資源などを使い果たし自滅に向かうだろうが
そのような状況になって、ようやく、人類は、
第三の波のような新しい世の中を作るだろうというもの。
第一の波. 超帝国
すべてマネーで決着がつく
国は力を無くして、稼いだもの勝ちという社会
第二の波. 超紛争
今のアフリカのソマリアのような状態。
無政府状態。
第三の波. 超民主主義
市場民主主義をベースとし、
利潤追求自体に大きな意味はなくなり、
他者の幸せが自分の幸せと感じられる世の中。
私の感想としては、
リーマンショックのようなことがあると、
金儲け主義はだめだよね。とか思うけど
じゃあ、自分が、金儲けできる環境にあるとすると、
なにがそれを上回る価値を持ち、抑止力になりえるか?
たとえば、アフリカの貧しい人たちとか、世界の環境破壊とか
では、今の自分の抑止力にならないな~
と感じました。
これからは、
世界を鳥瞰的に見ると、それが自分やこれからの世代のコストとして
見え、それらを考えながらビジネスをできるようにならないとだめなのかな?
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