抗がん剤を試してみることになった。

 

パゾパニブという分子標的薬

 

がんを養う血管の新生を邪魔して がんの勢いをなくすもの。

がんの増殖に必要な 酸素や栄養の供給を止めて 兵糧攻めにする。 

悪性軟部腫瘍に対しても一定の効果が期待できることから、手術が困難な場合や転移のある悪性軟部腫瘍の治療に使い、

 症状がやわらぐとともに、より長生きできる可能性がある。

 

悪性軟部腫瘍・・・軟部、ということは 筋肉、脂肪、血管、リンパ管、神経や、そのほか、体を作る軟らかい組織を指し、

肺や肝臓などの臓器と支持組織である骨や皮膚は含まない。

 

「骨は含まない」

 

よって 日本国内では 骨腫瘍に効果があるというエビデンスはない。

 

ないのだけど、今回 主治医たちがいろいろ調べてくれて

海外で 2020年に 軟骨肉腫における治験データを見つかった。

 

48人中 1人に効果あり。

3割が 現状維持。

 

パゾパニブ以外に いまのところ打つ手がないのだから この 海外の治験結果に期待して 治療を始めることにした。

 

そのため 大きな副作用がないかどうかなどを 見極めるため 1週間 入院することになった。

 

薬の販売名は「ヴォトリエント錠200mg」

通常、成人にはパゾパニブとして1日1回800mgを 食事の1時間以上前又は食後2時間以降に経口投与する。

なお、患者の状態により適宜減量する。

 

私の体格からすると 600mgで長く続ける方がいいだろう と いうことで 3錠飲む。

 

主な副作用は 高血圧、肝機能障害、下痢、疲労、毛髪の変色。

 

入院期間中 血圧は上が90〜130で 通常よりも 少し高めの時もある感じ。

肝機能も 血液検査では 全て 標準値内。

主治医からは「totopeeさん 肝臓 強いねぇ〜」って 褒められた。