昨日も 病棟医の先生から 大体の話は聞いていたけど 

家族と一緒に これまでの検査結果をきちんと説明してもらえることになった。

 

2月の定期検査の時のMRIと 今回のMRIを比べてみると

 

仙骨から腰椎の5番にかけてあった腫瘍が 脊柱管の中で4番まで広がっていた。

そのせいで 左足首から下の麻痺がおこったようだ。

 

たった2センチほどだけど わずが2ヶ月もたないうちに 伸びてくるのは ちょっとびっくりした、と 主治医も言っていた。

定かな理由はわからないけど 

免疫が低下して 腫瘍の活動が一時的に活発になってしまったのか・・・? 

そのときに肺にも転移したのか・・・? 

 

腫瘍自体も 定期検査ごとで前回と比べると ほぼ大きさは同じでも 4年前の腫瘍と比べたら 少し 大きくなっているらしい。

 

大人しくしていると思っていたけど 活動停止していたわけじゃ なかったんだ。

 

この症状を少しでもくいとめるための方法として 提示されたのは

 

放射線。

重粒子線をすでにしっかり照射しているので 同じところには もう照射できない。

でも 新たに広がった部分に 照射して 活動を止めれたら・・・ということ。

 

ただ 放射線の効果は 軟骨肉腫には あまり期待できない。

 

粒子線が唯一 多少でも期待値が高いのだけど 転移して完治の見込みのない骨軟部腫瘍には 照射できない、と 言われた。

一度 保険適用で照射してると 先進医療としても扱えないらしい。

なんか ちょっと 納得できないけど 放射線法かなにかで 決められているらしい。

 

それでも 何もしないよりは・・・と いうことで 放射線治療を 今週の金曜日から5回 することになった。

全体に照射するとなると あと1回しか 出来ないと言われていたが 新たな部分だと5回できるらしい。

 

もうひとつの 手術。

神経の圧迫を減らすように 脊柱管を広げる。

しかし 脊椎専門の先生に相談したら 手術のデメリットのほうが大きく 

神経回復の見込みが少ない ということで 却下。

 

そして 抗がん剤。

これは 肺転移の腫瘍に対してのアプローチ。

パゾパニブという抗がん剤が 2020年に軟骨肉腫に対する治験があったそう。

48人中 1人が小さくなった、3割が変わらず、と いうことだったらしい。

48人の治験・・・そして わずか1人。

しかも この治験は プラセボはなく 過去のデータと比べてのもの。

 

これも 放射線同様 何もしないよりは・・・程度の ものみたい。

 

そんな程度で 副作用が強かったら やりたくはないけど 一応 説明では 強い抗がん剤ではないので 副作用もそれほど・・・らしい。

髪の毛も 毛が抜けるというより 色素が抜けるらしい。

もちろん 肝臓、高血圧、諸々の副作用も 挙げられてはいるのだけど、まあ それは 抗がん剤だし そういうもんかな、と 思う。

 

これは 放射線使用後3ヶ月は開けておいたほうがいいらしい。

皮膚に穴が開くんだって!!

重粒子線からは4年経っているし 今回の放射線は 線量も多くないし 大丈夫だろう、ってことだけど。

「同時にしても いいんだけどなぁ」と 気軽なことを言う 主治医。

いやいや 3ヶ月は 開けましょうよ。

 

足の麻痺はなかなか良くはならなそうなので 装具を作ることに。

それについては 障害者手帳を作ってもらえるように 認定してもらえるようだ。

 

今回の入院中に 装具を作って リハビリして そして 退院、と いう予定。

GWぐらい かな、とのこと。

 

左足は 足首から先が 今は ほとんど動かないけど 一生懸命 脳から「動け、動け」と指令をだし 動かす練習をするように 言われた。

簡単そうだけど 動かないものを 動かすのは練習って 思った以上に 続かないもんだなぁ・・・。