検査入院4日目

土日をはさんでいたので 検査としては2日目、って感じ。

 

午前中に 「どうですかぁ」と 病棟医と主治医がやってきた。

痛みや痺れの具合などを話していると だんだん人が増えてきて 

最後に 難しい顔したお偉いさんらしき人が・・・。

あ、これが 教授回診ってやつか、と 気づく。

あんまり私には興味なさそうな感じで ちらっと見て 簡単な説明受けて 

一言二言 説明してた病棟医になんか話して 去っていった。

患者的には あんまり いい感じ しないいな。

 

昼から泌尿器科へ。

尿が出にくくなっているため 現状の確認と今後の話。

エコーで見ると 残尿はなく とりあえず 大丈夫。

今後 さらに出にくくなってしまったときの方法として 導尿の話をしてくれた。

 

その後 MRIをとり 放射線科へ。

4年前に 重粒子線で治療しているので 同じ場所に照射できるのは わずか。

それによって 今の痺れや麻痺が 少しでも緩和されることを期待してのものだけど 

効果はありますよ、とは言えない。

効果の期待は薄いけど しないよりしたほうが 可能性はある。

もちろん リスクの可能性も。

どれくらいの可能性かは とにかく 症例が少ないので なんとも言えない。

 

なんとも はっきりしない説明を受けて すぐには答えようもない感じ。

 

ただ 腫瘍は4年前と比べると 少し大きくなっているらしく 

少し脊椎に入り込んでいることで 足の麻痺が現れたのではないか、と。

このまま 何もしなければ さらに 症状がひどくなっていくこともある。

 

「先生だったら どうしますか?」

 

「うーん・・・ 私だったら 受ける かなぁ。放射線科医 だから かもしれないけど」と 先生も 悩ましい、って感じではあった。

 

「何が 心配ですか?」

と聞かれて そりゃ

「今以上に 痛みや痺れがひどくなることが 心配です」

 

「放射線のせいで ひどくなったのか 腫瘍のせいなのかは 判断できないから 放射線したから・・・と いう 思いで もやもやするかもしれませんね」と言われ

確かにそれはそうか、と。

 

迷っていたけど いろいろ話すうちに ダメもとで 少しでも改善する可能性があるなら やってみてもいいのでは、と いう気持ちになってきた。

 

今日 放射線を受けることに同意したら 明日CT撮って 今週の金曜日に放射線を1回、

というスケジュール。

一晩考えて返事したら それが1週間延びるらしい。

どうせするなら 入院中にできるほうが いい。

とりあえず 同意書にサインして もし 明日 やっぱりやめます、ということなら 

キャンセルしてくれてもいいと 言ってくれたので 気持ちは決まった。

 

夜 病棟医が来てくれ 今後の方針を話してくれる。

 

方法としては 放射線がひとつ。

 

あと 手術。

これは 腫瘍が入り込んでいる脊椎を開いて 神経の圧迫を防ぐ手術。

本当にそれが出来るかは 背骨の専門の先生に聞いてみる とのこと。

 

もう一つは 薬。

パゾパニブという抗がん剤が 2020年の治験で 軟骨肉腫にも効果があったらしい。

ただ 小さくなった人は48人中1人。20人ぐらいは変わらず(大きくならなかった)ということ。当然副作用もあるから その兼ね合いも考えて どうするか。

その3つをどう組み合わせるか。

パゾパニブを使うと 手術はできないらしい。

 

明日 主治医と検討して どういう方法が一番いいと思われるかを 提示してくれるらしい。

 

本日は ここまで。