痺れや痛みの様子をみてから、と 思って 4月28日に主治医の診察の予約をとっていた。
でも・・・左足の麻痺が だんだん酷くなっていき
4月7日は 杖一本ではうまく歩けない感じで
足首から下が ほとんど動かせない感じになってしまった。
家の中は まだ どこか捕まるものがあるから 何とかいけても
外では 誰かの手を借りなくては歩けない。
これは 困ったし 日によるけど 痛みも かなりあって 辛い。
予約を14日に取り直して 診察に行った。
担当医の名前の横に 診察中と次の人の欄に 受付番号が出るシステム。
私は どうやら最後の番のようだったけど 診察中の人が終わっても 次の人の欄には
なんの表示もないまま・・・。
あれ? 私 忘れられてる??? と ちょっと不安になったけど じっと待つ。
しばらくすると 主治医が直接 待合に出てくるではありませんか!
普段 こんなことないのに びっくり。
私を探している様子だったので 視線があって 手を振った。
杖ついて やっと立ち上がって歩こうとする私をみて びっくりしたみたい。
「こんなに 歩けないんだね」と 私の手を引いて 診察室へ。
「いやぁ・・・びっくりしました」
私の足を触って どれくらい力が入るかを 調べてみると
右足の指は 本の僅かに親指が動いたかな・・・
右足首は 全く 動かず。
左足は 動くけど 力は少し弱い。
こんな麻痺が 1週間前から急に ということで 腫瘍の再発を疑ったらしく
とにかく検査をすることに。
「今日 これから 入院できますか?」
えっ そんな つもりは・・・と 思ったけど 調べてみないことにはどうにもならないのは当然なので そりゃ 早い方がいいし 覚悟 決めました。
入院病棟に連絡して 部屋の確保を確認。
ここからは車椅子で移動。
コロナの陰性検査 血液検査 を済ませて 入院病棟へ。
案内されたのは 個室でした。
検査入院の場合は みんな 無料で個室なんだって。ほっ。
看護師さんが いろいろ説明してくれたり 書類書いたりしているうちに
造影剤のCT検査へ。
実はCTは初めて。
造影剤入れたら あったかくなるのね。
急なことだったし CT検査がすぐにできるとは思っていなかったけど
先生も 早く結果を知りたかったらしい。
明日 明後日は週末なので 何もできないから MRIとかは 来週に。
どんな予定になるかは 先生もなんとも言えないということだったけど
入院計画書には 2週間以内、と あった。
意外と長い・・・。
その後 緩和ケアの先生も来てくれて お薬の話。
痛みの状況を説明すると
「今のお薬では 痛みが抑えられていないので
医療用麻薬と言われるものを使った方がいいと思います」とのこと。
「お薬に対して あまり飲みたくないとか 何か お考えはありますか?」と 聞かれ
「以前は 薬はあまり飲みたくないと 思っていましたけど
やっぱり 痛みがあると普通の生活が送れなくなるし
気持ちも沈んでしまうので やっぱり 薬で痛みをコントロールして
できるだけ 普通の日常を送れるようにしていきたいです」と 伝える。
その後 主治医の先生と 病棟の担当医師とが病室にくる。
「CTの結果を見る限り 腫瘍が大きくなっている感じはないんですよね。
活性化しているかどうかは MRIでないとわかんないから それは 来週の検査でね。
で・・・残念な お知らせです。 肺に 転移がありました。」
「えっ・・・・」
「いゃぁ・・・なんでかなぁ・・・
免疫が落ちて 活性化して 肺にまわっちゃったのかなぁ・・・。
小さいのがね たくさん。手術では 取りきれないほど。
ただ これだっていう 有効な治療は ないんですよね。放射線もお薬も」
「治療しない、という 選択肢もありますよね」
「うん そうだけど 我々としては みてみぬふりは出来ないから、
どんな方法が効果がありそうか 試してみる価値のある方法を いろいろ考えてみます」
まだ ちょっと自分でも気持ちの整理は出来てないかもしれないけど
割と 落ち着いて受け止めている。
まさかの肺転移だったけど それよりも 今は 腫瘍の再発の方が 痛みや痺れや麻痺の体の状態に直結しているから 気がかり。
腫瘍からの出血とか ちょっとしたコブができるとかでも 直接神経を圧迫するから
再発でない可能性もあるらしい。
そうだとしたら 出血やコブが引いてきたら 症状が軽くなってくるかもしれない、とのこと。
そうであって ほしいな・・・。