2月22日 大阪で開催された第3回日本サルコーマ治療研究学会に行ってきました。
学会なんて今まで縁がなかったので 場違いではないか・・・と ドキドキ。
肉腫の会たんぽぽの事務局の方とは連絡を取っていたので まずは 患者会ブースに行ってみる。
ほんとは 関西初のたんぽぽのお茶会もこの日に合わせて開催される予定だったけど、コロナウイルスの影響で 中止になってしまい・・・残念。
そういう影響もあって 医療関係者以外の参加者は あまり いないようでした。
たんぽぽの事務局の方は 1人で初参加の私を気遣ってくださって アテンドしてもらったり 他の患者会の方を紹介してくださったりで とってもありがたかったです。
別の患者会の事務局の方の「同じ病気の人と知り合うと 同志と出会った気になりますよね」と言う言葉に 「ほんとにそうです」と頷きながら ちょっとうるっとしてしまった。
私が聴講したプログラムは
「肉腫に対する粒子線治療」と「Multi-disciplinary Sarcoma Conference」
専門用語も多くて ざっとしたことしか理解できなかったけど 想像以上に興味深かった。
「Multi-disciplinary Sarcoma Conference」は 公開カンファレンスで 過去の難しかった症例や珍しい症例を紹介して 「あなたならどうする?」的な設問で 会場の肉腫に関わる先生方が 治療方法などを投票形式で検討していくもの。
整形外科のほか 腫瘍内科や放射線科、病理の医師など それぞれの専門の立場からの意見が 活発に交わされてました。
和やかなムードの中でも 厳しい意見も交わされていたのも印象的。
選択する治療法や手順なども 皆が同じではなく 結構 わかれていたことは ちょっとした驚き。
肉腫自体が希少がんで その中でも 珍しい症例となると 判断が悩ましいのは 当然なんだけど。
質疑応答の中では 判断に迷って 実はセカンドオピニオンを求めたと言うお話や、患者の年齢や立場、これからどうやって過ごしたいのか などによっても 取るべき方法を検討すると言う発言など それぞれの症例に真摯に向き合って治療にあたってくださっていることを肌で感じたのでした。
余談ではありますが キャラ立ちしている先生もいて 人間ウオッチ的にも 面白かったのです(笑)