こんにちは
今日は爽やかですが
明日暑くなりそうです
GW14連勤の疲れが今出てきている今日この頃
眠い怠い食欲無しです
さて
パニック障害についてですが
今は治療法が確立されつつあります
私が発症した23年前は
抗不安薬で治療するのが一般的でした
今は抗うつ剤で底上げして
どうしてもの時は頓服薬として抗不安薬を飲むという治療法が一般的になってます
抗うつ剤で1番良いのはSSRIです
SSRIは主に脳内で神経伝達物質セロトニンの再取り込みを阻害し、セロトニンの働きを増強することで抗うつ作用をあらわす薬です
なぜSSRIが第一選択になるかというと
セロトニンのみに作用するからです
パニック障害はノルアドレナリンが過剰に出る事で起こると言われています
SSRIに似た抗うつ剤でSNRIがありますが
SNRIですと脳のセロトニンに加えノルアドレナリンも増やす作用があるため、場合によってはパニック障害を悪化させる可能性があります
私が飲んでいたミルタザピン(リフレックス)は
上記のお薬とはまた違うNaSSAというタイプのものになります
SSRIとSNRIとは作用秩序自体も違います
ミルタザピンはセロトニンとノルアドレナリンどちらにも作用してしまうので、パニック障害の治療にはおすすめされませんが
私の場合
鬱病急性期の時に1番辛かった
機能性ディスペプシアを改善したかった事
嘔吐恐怖症で副作用で吐き気が強いと言われる
SSRIや SNRIが怖くて飲めなかった事
などの理由によってミルタザピンを飲む事になりました
結果的に胃の不調にとても良く効いてくれて
食べられるようになって栄養がとれるようになり
鬱の機能性ディスペプシアは改善していってくれました
鬱症状の改善とは反比例するかのように
お薬を飲み初めて1年後くらいから
パニック障害が酷くなっていきました
何もしていない時のソワソワがとまらずに
ちょっとした事で動悸がおこり、コンビニですら行けなくなりました
パニック障害が酷くなって苦しかったです
自己分析ですが、鬱が改善するに伴いミルタザピンが効き過ぎてしまった。ミルタザピンの効き過ぎでノルアドレナリンが過剰になり、パニック悪化に繋がっていたのだと思います
パニック障害の発作は大変辛いものですが
頓服薬として飲む抗不安薬だけだと残念ながら
治りがかなり鈍いです
パニック障害になる過程を考えると
過度なストレスにより脳内のバランスが崩れて
ノルアドレナリンが過剰になる事が原因だと言われてます
ノルアドレナリンをどうにかするには
ストレスを軽減するしかないのですが
自覚できているストレスならまだしも、無意識に溜め込むストレスの場合はどうしようもありません(感覚過敏、HSPなども含まれます)
プラスADHDなどで元々セロトニンを出す作用が弱い場合は更に自力ではどうしようもないです
なので、抗うつ剤でセロトニンを出すことで
ノルアドレナリンを抑える治療が最短です
ノルアドレナリンの調節が出来ずに、抗不安薬で対処するのはいわばその場凌ぎになるので
解決策にはなり難いです
底のあいたバケツに水を注ぐのと一緒です
また抗不安薬は短時間作用のものだと
お薬が抜けた時に反動が大きいので
症状の辛さも増幅してしまう場合もありです
パニック障害とノルアドレナリンの関係性を
熟知しているお医者さんがどれだけいらっしゃるのかわかりませんが、少なくとも私の主治医は
知らなかったので、プロの中でも治療法がバラバラになるのはこのような違いかと思ってます
向精神薬はサプリのように
手軽に飲めるようなものではない事だけは
確かで、脳に作用する大変繊細で難しい薬であるという事も言えると思います
これだけ作用や副作用に個人差がある向精神薬なので
一般的な情報プラス
やはり自分の身体と相談しながら
治療していくのがベストだと思います