Vol.176a【勉強ができたらお金をあげる!はアリかナシか?】 | 電子書籍で「出帆」しませんか!?

電子書籍で「出帆」しませんか!?

電子書籍「出帆」プロデューサー&出張はりきゅう師

あるテレビ番組で、
こんな問題提起がありました。

勉強ができたらお金をあげる!は
アリかナシか?

コメンテーターたちが順番に
自分の意見を言っていきます。

私はアリかな…と思っていました。

中高一貫校の試験問題でも
通貨に関する問題が
出題されたりしています。

地域経済活性化について
中学生が真面目な議論をすることも。

お金儲けに意識を向けさせる必要が
あります。

大人になれば
お金を稼ぐことは最重要課題のひとつ。

お金でモチベーションを上げる癖を
つけておくことは、
将来的にも悪くないのではないか?

コメンテーターの一人で、
私が尊敬申し上げている
博士のコメントを
ドキドキしながら待ちました。

ところが
博士の答えは「ナシ」。

その理由は、
今までも聞いたことがある
とても基本的で大切なことでした。

そして、それを
自分がスッカリ忘れていたことが
何よりショックでした。


こんにちは!

ポポンッと出版!
電子書籍出帆プロデューサーの

とがし としみつ です。



お金儲けには光と闇、
両方の側面があります。

山形弁では、
働くことを「カシェぐ」と言います。

汗を流しながら畑仕事をしている人に
通りがかりの近所の人が
「頑張ってカシェいだなっス」
(頑張って働いてますね)と
声をかけたりします。

「カシェぐ」に私が感じるのは、
おいしいものをたくさん作って
多くの人を喜ばせよう!という気持ち。

ですが、どうみても「カシェぐ」は
「稼ぐ」がナマったもの。

そこで
「隣の父ちゃんが頑張って稼いでいた」
と表現を変えてみましょう。

種を一粒蒔くごとに
「これが大きくなれば○○円の儲け…」
とほくそ笑んでいる姿が
思い浮かびます。

「夕鶴」では
与ひょうがお金の話をすると、
つうは首を傾げました。

「ちょっと
何言ってるか分かんないんですけど…」

「働く」とは、
はたを楽にすることだと言われます。

あくまでも
周りを助けたり、喜ばせたりすることが
目的なのです。

お金は、そのお礼のようなもの。
(※お札ではありません)

ボランティアへのお礼として使う
地域通貨がいくつかありますが、
これがお金のあるべき姿
なのかもしれません。

世の中には
誰も助けず、誰も喜ばないのに
お金が儲かる仕事(?)はあります。
(詐欺などの違法行為は論外ですが)

それは単に、お金儲けだけが目的です。

ここで、冒頭の話に戻ります。

勉強は誰のためにやるかと言えば、
自分のためです。

勉強した知識を使って
将来的に誰かを助ける
ということはありますが、
勉強しただけでは
誰も助けることはできません。

自分のためにしかなっていないのです。

誰も助けていないのに
お金をもらう癖をつけるのは良くない。

これが「ナシ」の理由です。

更に、
この方法は逆効果の可能性があります。

こんな昔話を思い出しました。

昔、自分の悪口を言われて
困っている人がいました。

この人は一計を案じて、
自分の悪口を言いふらしている子どもに
褒美をあげて頼みました。

「もっと悪口を広げてくれるかな?」

褒美欲しさに
別の子どもたちまで集まってきました。

ところが、その子どもたちにも
毎日褒美をあげ続けたのです。

そして、しばらくしてから
子どもたちに言いました。

「君たちの人数がだいぶ増えたので
ご褒美をあげるのが大変になってきた。

申し訳ないが、
明日から半分にさせてもらうよ」

子どもたちは
「これっぽっちの褒美なら
バカバカしくてやってられないや!」
と言い出し、翌日から
悪口を言うのをやめたということです。

勉強だけでは
誰も助かってはいないので、
褒美も続かなくなるようでしょう。

褒美が無くなれば、
その途端にモチベーションは
跡形もなく消えるはず。

褒美がなくなったことが
勉強をしない言い訳にさえなり得ます。

これは強烈な逆効果です。

そして、さらに弊害があります。

それは、お金は
つらいことや嫌なことをした対価として
もらうものだという癖がつくこと。

こういう考え方が定着すると、
仕事は苦行でしかありません。

もっと頑張ろうとか
もっと広げようとか
考えなくなります。

もっとやれって言うんなら、
あと幾らくれますか?
という発想しか生まれません。

お金が、
仕事をしない言い訳になるのです。

これは、本人のみならず
社会全体にとって残念なことです。

お金は
社会を回すための道具に過ぎません。

善意と感謝で回すも、
エゴと強欲で回すも使う人しだい。

毎日使うものだから、
気持ち良く使いたいですね。


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