日本の人気 (2)
日本の人気 (1)のつづきです。
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【台湾は「ラブ・ジャパン」の大御所 】
日本好きといえば、まずはじめに台湾を挙げるべきだろう。
もともと台湾には親日家が多いといわれているが、
さらに「哈日族」(ハーリーズー)と呼ばれる、日本のポップカルチャー好きの若者達が急増し、
台湾の日本贔屓に拍車をかけているといわれて久しい。
平成二十一年に交流協会(日本の対台湾窓口機関)が、「台湾における対日意識に関する世論調査」の結果を発表し、台湾人の最も好きな国が日本であることが分かった。 調査の対象となったのは約1000人の男女で、「あなたの最も好きな国(地域)はどこですか?」という質問に対して、38%が「日本」と答えている。
この種の聞き込みでは通常、自国こそ「最も好きな国」になるはずだが、
自国よりも「日本」と答えた人のほうが多いのには驚く他ない。
台湾には、それほど日本に好感を持つ人が多いということなのだろう。
交流協会は翌平成二十二年にも同様の調査結果を発表し、今度は「あなたの最も好きな国(地域)はどこですか?」という質問に「台湾をのぞき」という条件を付加したところ、「日本が最も好き」と答えた人は14ポイント増の52%となった。
過半数の人が「日本が最も好き」という事実は尋常ではない。
同じ調査結果によると、62%の人が日本に「親しみを感じる」と答え、
「親しみを感じない」の13%を大きく引き離した。
そのうち日本に「親しみを感じる」と回答したのは65歳以上が58%で、
20代が72%、30代が77%だった。
これまで、日本語教育を受けた70代以上の世代が親日的であると考えられていたが、むしろ若い世代が最も親日的であることが分かった。
また、学歴が高い人ほど日本に親しみを感じていることも分かった。
同調査により、台湾の親日の程度を数値で確認することが出来たことは意義深い。
また、日本のイメージについて聞いたところ、「自然の美しい国」が最も多く、
「経済力、技術力の高い国」「きまりを守る国」「豊かな伝統と文化をもつ国」が続いた。
そして、全体の51%が「伝統文化」49%が「現代文化、ポップカルチャー」の分野に
興味があると答えていることにも注目したい。
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【実は中国人も日本好き? 】
中国人が日本を否定的に見ていることは、先のBBCの調査から読み取ることができる。
しかし、平成二十二年に中国の新聞社が行った調査によると、
中国人の若者にとっては「最も好きな国」が日本であることが分かった。
この調査は中国の全国紙『環球時報』が調査会社に委託して行ったもので、北京、上海、広州、武漢、重慶の五都市在住の15歳から64歳の男女、計1350人に電話で聞いたところ、日本が「最も好きな国」の5位に入ったという。
しかも、15歳から20歳に限定すれば、日本は上位に入ったフランス、米国、韓国、英国、カナダを押さえて第一位となっている。
中国では反日教育を今でも継続しているため、もしこの調査結果が正しいなら、中国の教育は失敗だったことになろう。
一方、それ以外の世代では、31歳から40歳において、日本に対する高感度が最も低かった。
この世代は、中国で反日教育が強化された時期に学生時代を過ごした層である。
決して離れていない世代間で、これほどの結果の違いが表れたのはなぜだろうか。
想像するしかないが、反日教育の効果以上に、日本が最近の中国の若者の興味を引き付けるだけの魅力を持ったか、もしくは日本が重視されなくなった結果であると考えられる。
同調査では「最も重要な二国間関係」を問うたところ、「日中関係」と答えた人は21%で、49%だった4年前の調査以来、激減している点も気になる。
反日国家の権化である北朝鮮でも、人民を率いる金正日総書記は
大の日本好きであることが知られている。
長男の金正男が東京ディズニーランドに行こうとして、偽造旅券を用いて
日本に不正入国したことを理由に強制送還になったこともあった。
「嫌よ嫌よも好きのうち」とはよくいったものである。
日本の人気 (3)へつづく
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