ととちゃんがお空に行ってから1週間が過ぎました。
今の私…。
ととパパが言うには…
「おかしくなってんだろ?」
そうだね、きっと、おかしくなってるのかも。
弱音を吐いてしまえば、ととちゃんが居ない事が《有り得ない!》
《現実から逃げてる》
のかもしれません。
車に乗っていても、助手席にととちゃんが座っていない…。
こちらを見てくれていた笑顔がない…。
昔…ろくちゃんが亡くなった時。
ろくちゃんが家に来たのは、私がまだ子供だったから、《お世話する》感じだったんだと思います。ろくちゃんが歳をとってきてからは、私が責任者的な感じだったので、ろくちゃんが15歳で亡くなった時の悲しみは長く続きました。
でも、このままじゃ私はおかしくなっちゃう!駄目になっちゃう!と思い、次の子を探したんです。
ととちゃんは初めから私が《育てる》《一緒に生きていく》関係だったのかな。
子供の様でもあり、相棒でもあり。
本当に色んな所に行ったよね。
二人で山奥の渓流釣りには何度も行ったよね。
川や湖でカヌーに乗ったよね。
山菜採りに毎日付き合ってくれたり…。
山にも登ったよね。
何処に行くにも一緒で、近所のスーパーへ行くだけでも、一緒に車に乗っていってととちゃんは嬉しそうだったな。
ととちゃんが行かれない所には行かない。
それはととパパが出来てからもそうだったよね。
お休みの計画は、ととちゃんが行かれる所。
ととちゃんが喜ぶ所。
ねぇ、ととちゃん、行こうか?に行く~?なんて聞いて計画たててたよね。
お昼ご飯は、コンビニや持ち帰りのお弁当を買って、車の中でみんなで食べたよね。
でもそれで不便を感じた事は一度も無かったよ。
一緒に居るのが当たり前。
一緒にに行くのが当たり前。
ととちゃんと私。
お互い依存しあい過ぎててととパパに注意された事もあったよね。
犬の寿命は人間よりもはるかに短いのはわかっていた事だけれど、それでもずっと一緒にいると思ってた。
今の私…。
こんな私じゃ、ととちゃんは悲しむよね。
でもそれだけ、大きな大きな、大切な存在だったんだよ。
ととパパが言ったんだけれど、「何かで見たんだけど、飼っている子が亡くなってしまって、すぐ次の子を迎える人と、もう飼えない人がいるんだけど、それは、それまでの子が、まだ次の子を飼ってほしくないと思っているから。次の子を迎えられた人は、その子がいいよ!って言って、引き合わせてくれるんだって。」
そっか~。
ろくちゃん有り難う!
ろくちゃんが私にととちゃんを引き合わせてくれたんだね!
ろくちゃんに出逢えた事。
ととちゃんに出逢えた事。
本当に幸せだったよ!
言葉に出来ないほどの有り難うでいっぱいだよ!
ろくちゃんの写真は、どこの位置から見ても目が合うんです。
そして、その日によって、優しい目をしていたり、厳しい目をしていたり。
ととちゃんの写真も、キラキラした目で笑ってくれる日があります。
ああ、ととちゃんもろくちゃんもいつも私を見守ってくれているんだなぁ。
そういえば、ととちゃんがお骨になって帰ってきた次の日、病気になってからずっと1階のリビングでととちゃんと長座布団で寝ていた私が、2階のベッドに寝に行こうとしたら…
「今日はここに居て
ってととちゃん言ったもんね。
そっか…。
気づかなかった。
ずっとずっと側に居てくれてたんだね。
今はお空の上から、みんなで見守っていてくれてるんだろうなぁ。
有り難う。