Japanese No.1 R&B Sisters "Double" | すねーくおるふぇのくの あくまでおっさんの独り言

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80年代をこよなく愛するオッサンの独り言。新しい話題にはついていけません。

ちょっと引きずられています。

 

 

 

Babyface作、Toni Braxton歌唱の名曲をDoubleがカバーしていました。

オリジナルの動画が無くて、これはリミックスなのが残念。

オリジナル…というかカバーなんだけど、

アルバム『Wonderful』に収録されていました。

 

 

 

何度かこのブログでも書いているんだけど、

ワシが本場のR&BやHip-Hopを聴きまくっていた90年代、

日本でもカッコいい姉妹が出てきたぞってソッコー気に入ってしまったのがDouble。

そう、当時はお姉ちゃんとのデュオとして活動していました。

その頃の映像もあったんでコチラ。

 

 

 

 

1999年、ここにも収められている「Shake」が小ヒット。

オリコン最高位21位。十分立派。(偉そう)

当時日本人でこういう音楽をやってる人はほとんどいなかったから、

つまりアメリカのR&Bをそっくりこっち(日本)に持ってきてやりました的な曲なんだけど。

この前の3枚のシングルはどこか歌謡曲っぽさもあり、全くヒットもせず、

しかし前作の「BED」は松尾KC潔師匠がプロデュースということで、

本人達も少し手応えを感じた所での「Shake」で一気にブレイク。

 

これをリリースしたのが3月。

 

そして、

 

 

 

5/21

 

姉のSACHIKOが永眠…

 

クモ膜下出血。

脳動脈瘤が破裂する事で起こる事象。

今でも死に至る確率が高いとされている。

ワシは数年前偶然に脳動脈瘤が発見され手術をして処置出来ました。

しかし本当に奇跡と言って良い発見であって、

普通に生活していて見つかるものではないし、

それでも必ず破裂するものではないのだけど、

 

本当に残念で、

当時は滅茶苦茶ショックで、

初めて出会った“音楽的に”大好きになった日本人アーティストが一瞬にしてそんな事に…

 

 

その翌月6/2にプロローグ・アルバム『Crystal』を発表。

 

 

 

1枚目の右側、2枚目の左側で微笑んでいるのがSACHIKOさん。

優しそうな雰囲気がありますよね。

もう一方が残された妹TAKAKO。

現Doubleです。

 

しかし、アルバムが発表された時に既に本人がいないなんて、

悲しくて悔しくてしょうがなかったです。

 

しかもこれ1st.アルバムじゃなくて、プロローグ・アルバムっていう位置付けなんですよ。

その意図ははっきりとは分からないけど、

デビュー当初の自分達がちょっと納得いっていない曲なんかも収録されたものだから?

でもそれらも無かったことにせず、しっかりと自分達の成長記録として発表している所に、

なんとなく勝手に好感を持ってしまいます。

正にこれから本番が始まるからね、っていう予告的なアルバムという意味だったのかな?

 

 

その後12月になって、リミックスや未発表曲・カバー等を収録したアルバム『Crystal Planet』を発表します。

 

 

ジャケットは、

そう、コブラでお馴染みの寺沢武一さんが描き下ろしたものです。

カッコ良すぎます。

コブラも好きなのでめっちゃ嬉しいですよね。

 

これにセットで付いていたのが上の動画を収録したVHSビデオでした。

DVDじゃないからね。

かさばるかさばる。

その後10周年ベスト盤のDVD集にオマケ的に全編収録されてもいました。

 

そして、このアルバム収録のカバー曲の一つが、

やはりBabyface作、TLCの作品で、この前の記事にも載せた「Diggin' On You」でした。

 

 

と言う訳で彼女達もBabtfaceが好きだったんだろうな、という繋がりでした。

この曲では歌詞の中にもしっかりとその名が。

 

 

「残り火~eternal BED~」

 

 

♪ふたりで歌ったよねBabyface♪

 

一見終わった恋を歌っている曲の様ですが、

見方によっては姉の事を想っている歌詞にも見える。

いや、作詞はTAKAKOではないんですけど、

でも、あの松尾潔氏です。

これは前述の「BED」の一部をループした続編的作品で、

この曲の歌詞も彼が書いています。

当然生前のSACHIKOと一緒のDoubleも知っている訳で、

この姉妹達の胸の内も十分理解されていた方ではないかと思われます。

 

それに松尾氏は国内外のR&Bに精通しており、

そちら系の評論家の第一人者と言っても良い方。

90年代購読していた雑誌「ブラックミュージックレビュー(BMR)」でもコラムを書いており、

毎号それを読むのを楽しみにしていました。

彼が紹介する作品を聴けば間違いないという安心感もありました。

そんな方の書いた歌詞だからそう思えるんです。

 

 

 

話は前後しますが、

前述の『Crystal Planet』発表後にDoubleはどうなってしまうのか?

2人だからこそDoubleだと思ったし、

TAKAKOでやっていくのか、

はたまた音楽活動を辞めてしまうのか。

ショックのあまり後者でも何ら不思議ではないと思っていました。

 

 

しかし、TAKAKOは復活します。

Doubleとして。

ソロ・プロジェクトとして。

きっとTAKAKOは隣に姉の存在を感じながら歌っていたことでしょう。

 

姉の死から約1年後には活動を再開し、

2000年の暮れにはいよいよ1st.アルバム『double』をリリースします。

 

 

そこからの一曲は、正にTAKAKOからSACHIKOへ贈られた感動のバラード。

 

 

 

「Angel」

 

 

♪不安な時my angel♪

 

と姉(angel)に呼びかけます。

作詞はもちろん彼女本人。

 

 

 

所謂大ヒット曲とかは無いので、

世間一般ではあまり知られていないかもしれない彼女達の存在。

しかし恐らく多くの方からリスペクトされ、

その共演も数多くありますが、

なんと海外のこんな方達とのコラボも。

 

 

「Say "I Gotta Believe!"」De La Soul feat.Double

 

 

パラッパラッパー?

ゲームで使われてるの?

すんません、そこんとこは詳しくないんで。

 

 

 

 

そしてコラボと言えばこれが最大最高。

 

「Black Diamond」安室奈美恵&Double

 

 

これ観て泣けてきた。

 

お互いリスペクトし合ってた様ですね。

年齢はDoubleが上かな?でもキャリアは安室ちゃんが多分上。

活動の場は少し違ったかもしれないけど、

2人共日本でR&Bを表現し続けたレジェンドですね。

 

そして、安室ちゃんの最後のライブ。

ここでも登場したDouble。

 

実はその数か月前にDoubleは乳がんの手術を受けていました。

その事を知ったのも確かこの年の始めの方で、

なのでその引退ライブに出演したって映像を観た時に感激したのを思い出しました。

そのことも思い出してこの動画(公式じゃないんですが)観て涙が…

 

 

 

ここのところどうしているのでしょうか。

お元気なのでしょうか。

 

 

 

「ストレンジャー」

 

 

 

 

 

「おやすみのキスを~Good Night My Love~」Double&清水翔太

 

 

 

 

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