猪木 | すねーくおるふぇのくの あくまでおっさんの独り言

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80年代をこよなく愛するオッサンの独り言。新しい話題にはついていけません。

【肉妄想界】の面々が次々と素晴らしい活動をされている中、

何もしていないワシはせめて皆さんの活動報告をしようと思ったのですが、

その前に書いておかなければいけない事件がありますのでお許し下さい。

 

 

その事実につきましては皆さん各報道で目に、耳にしていると思いますので、

ワシなりのこれまでの思いとかを書いていきたいと思います。

 

 

少し前にも書いた事ですが、

ワシがプロレスを本気で見始めたのは中学生ぐらい。

しかもテレ朝系が当時無かったため、

「ワールドプロレスリング」は他局系列の深夜放送。

金曜8時は「太陽にほえろ」の時間でした。

 

新日は小学生の頃は多分観たことなかったですね。

日テレ系はあったので、一時土曜7時だっけ?ゴールデンタイムで放送していた「全日本プロレス中継」の方が最初は身近でした。

多分長州達ジャパンプロレス勢が登場した頃だったと思う。

三沢タイガーがまだジュニアの頃。

 

 

中学生になるとみんなプロレスの話題で盛り上がる。

そして夜更かしもする様になる。

初めて目にした「ワールドプロレスリング」。

既に猪木は全盛期を過ぎていました。

40歳を過ぎた頃だったか?

当時のプロレスラーで50代なんてほとんどいなかったと思う。

 

つまり猪木-アリ戦も、

タイガー・ジェット・シンの襲撃、腕折り事件も、

IWGPの舌出し失神事件も、

維新軍との抗争も、

どれもリアルタイムでは知らないのですよね。

 

「週刊プロレス」を初めて買ったのもこの頃。

とにかく頭に知識を詰め込めるだけ詰め込んだ。

 

猪木、藤波ぐらいしか知らなかったが、

当時業務提携をしたばかりのUWFの面々。

全く初めて知った5人(前田、藤原、木戸、高田、山崎)だったが、

すぐにその魅力にとり付かれた。

 

それまでプロレスの試合で有り得なかったキックでKOや関節技でギブアップとか。

なんか本当に強いんだろうな、と思わされた。

それに対し猪木は前田との対戦を拒否し、

ピンチになると反則のナックルアローで相手を血みどろにし、

延髄斬りであっけなくフィニッシュにしてしまう。

 

メインの六人タッグで相手の外人レスラーに延髄を決めると、

わざとらしく一回転して倒れてくれて負けてくれる。

こんなの見せられたら興覚めですよね。

 

年を重ね、力も徐々に衰え、弟子達が成長し、

それでもメインの座は譲らないし負けない。

 

そんな猪木は嫌いでした。

 

その後も周りをはぐらかすだけはぐらかし、

海賊男みたいの登場させたり(自分がやった時もあった?)、

両国で大暴動を引き起こしたり、

こちらが望みもしない演出ばかり。

 

一方で弟子の一人である前田には、

対ドン・中矢・ニールセンとの異種格闘技戦を用意してやり、

これが思わぬ名勝負となり、

前田は『新格闘王』の称号を得る。

多分この辺りから格闘技路線の開花が始まったと思われる。

第二次UWFからK-1、そしてPRIDEへ。

そしてここでも猪木はちゃっかりPRIDEのプロデューサーかなんかだっけ?関わってくる。

で、全部持ってっちゃう。

そして新日リング上での『猪木御殿』。

 

 

 

結局最後までワシはアンチでしたが、

でもなんだかんだ言っても影響力が物凄い事は認めているし、

こんな滅茶苦茶な人は世界中探してもいないと思う。

人気のある方には必ず同じだけのアンチも存在すると思う。

 

 

とにかく“一つの時代が終わった”

そんな感じです。

 

どうか天国では馬場さんと仲良くやって下さい。

それとも対戦か?

 

 

どうか、どうかご冥福をお祈り申し上げます。