小学何年生の時だったか・・
ピアノの発表会で
私のエントリーしていた
ピアノの部が終わり
電子オルガンの部が始まった

あこがれの電子オルガンだ
ピアノを始めたての頃の私には
足にも鍵盤があり
ボタンひとつで音色が変わる
ワクワクの夢の楽器だったが
「ピアノを練習しとけば電子オルガンに
いつでも変更は可能だけど、電子オルガンからはピアノって無理なのよ」
と、今思うと納得のいかない
謎多きピアノの方が格上なのよ宣言が
母から返ってきた

「いつか電子オルガンに変えてやるんだ」
そう思いながら同じ教室のオルガンの生徒を、指をくわえ眺めていた

オルガンの部も終わりに差し掛かり
オルガン教室歴も長めの
中学生のお姉さんが
聴いた事も似た曲も知らないユニークな曲
を弾き始めた
プログラムに
「チュニジアの夜」
とある・・
知ってるよ、たしかアフリカにあって
・・・こんな感じなのか
・・暑そうだなあ
不思議な感じだなあ・・
見たこともない国の夜の情景に
想像が膨らんだ

それから数十年が過ぎた
ジャズ初心者が
音楽アプリ内のジャズの曲のタイトルを凝視しながら
そのときの事を思い出した

やはり不思議な曲だった
しかし、それは凄まじき量の熱の
こもったトランペットがメインの
演奏だった

それがリー・モーガンの
COOKERというアルバムの中の
チュニジアの夜
サイドのペッパー・アダムスのバリトンサックスやボビィ・ティモンズのピアノも、最高だと思った

小学生の時に出会ったチュニジアの夜

覚えていてよかった

 

 管楽器は初めてでした

せいぜい小学校で習うリコーダーくらい、といったところです

楽器は4歳から12歳くらいまでピアノを習っていましたが

正直子供ながら「自分には才能がないな」と思っていました。

ですが、習っておいて良かったと思う日が訪れるとは・・・

 

高校時代にバンドをしていたという楽器に詳しい夫のアドバイスを受け

楽器店でBachのスチューデントモデルを購入

お店で試奏させてもらい、初めてで鳴らせる人は実は稀だと言われた

昔、民族音楽にはまった時にエスニックショップで買った

すごく簡単なつくりのインドネシア?の竹笛吹いてたお陰かしら?

 

メンテナンスグッズにチューナーやスタンドにテキスト的な本二冊

そうそうサイレントブラスも忘れずに・・・

テンションが上がりつつも

ううっ・・大人の趣味ってお金がかかるものですね

でもきっとゴルフや釣り、社交ダンスはもっとお金がかかりますよ

教科書にないことはインターネットで調べましょう

そして数週が経ち・・・

 

教科書数冊やインターネットでは

つばの抜き方や3番バルブの使い方、ピストンの普段の手入れ

オイルやグリスの量、そして・・・

正しく美しい音とは・・・そもそもこの音で合ってるの?

これは誰か経験者に訊かなければならない

 

ハードルの高い、習いに行くという選択肢が出ました

 

しかし、しかしですよそこには

トランペットを知っている・・・いや

おそらく私の知らないすべてを知っている

トランペットのスペシャリストが待ち構えているわけですよ

とても遠くの存在だと思っていた音大や音楽学部を経た

音楽のスペシャリストに

正しい知識を教えてもらえるに違いない

 

そう考えると決断は早かった