4月19日金曜日、サントリーホールにて日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会を聴いてきました。
指揮はピエタリ・インキネンさん。
ピアノはジョン・リルさん。

曲目は
武満徹:弦楽のためのレクイエム
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37
シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 op.43




今日は、何と言ってもベートーヴェン弾きのリルさんのピアノ協奏曲。
さすがに75歳、見た目も歳をとりましたが、
久々にベートーヴェンらしい
ベートーヴェンに触れることが出来た演奏でした。

ピアノで「表現する」もしくは「語る」
ということを「こうやってやるんだよ」と
教えられているような錯覚を受けるような演奏で、
一音も聞き逃せなかったです。

このベートーヴェンのピアノ協奏曲3番は
個人的にはピアノ協奏曲のなかでも、
「高貴さ」はピカ一だと思っていて、
今日の演奏は、その「高貴さ」という点では
かなりの演奏だったと思います。
2楽章は後光が射してるかと思った(笑)。

さすがに指まわりは年相応だけど、
たからこそ出来るベートーヴェンの境地に
感じました。
日本フィル、インキネンさんとともに
素晴らしい協奏曲でした。

アンコールはなし。

ベートーヴェン聴けただけで満足でした。