はじめに
妊娠後期に足がつって辛いと感じることは多くの妊婦さんに共通する悩みです。
初めての出産を控え、不安も増す中で、なぜこむら返りが起こりやすいのか、
その対策について一緒に考えてみましょう。
妊娠中にこむら返りが起こりやすい原因は？★
妊娠中は体重が増加し、体のバランスが変わります。
これにより筋肉にかかる負担が大きくなり、特に足の筋肉が疲労しやすくなります。
疲れた筋肉が夜間に急に収縮することで、こむら返りが起こります。
妊娠中はカルシウムやマグネシウムといったミネラルの必要量が増えます。しかし、食事だけでこれらのミネラルを十分に摂取するのは難しいことが多いです。
不足したミネラルバランスの乱れが筋肉の異常な収縮を引き起こし、こむら返りの原因となります。
妊娠中は血行が悪くなりがちで、特に足元が冷えやすくなります。
冷えた筋肉は収縮しやすくなるため、夜間にこむら返りが起こりやすくなります。
足元を温めることで予防できる場合もあります。
妊娠後期になると、子宮が大きくなり血流が悪くなりがちです。
これにより、むくみが生じ、血行が悪くなることがあります。
血行が悪いと筋肉への酸素供給が不足し、こむら返りが発生しやすくなります。
妊娠後期のむくみや冷えに注意を★
妊娠中のむくみや脚の疲れを予防するためには、適度な運動が効果的です。
ウォーキングや妊婦向けのストレッチを取り入れることで、血行を促進し、むくみを軽減できます。
特に足首を回す運動や、脚を高く上げる姿勢をとることが効果的です。
カルシウムやマグネシウムを豊富に含む食品を積極的に摂取しましょう。
牛乳やヨーグルト、ナッツ類、ほうれん草などが良い例です。
食事からの摂取が難しい場合は、マルチミネラルなどのサプリメントも検討してみてください。
適切なミネラル補給で、こむら返りを予防しましょう。
ただしサプリメントを使用する場合は、主治医の先生に相談をしてから使用してください
冷えを防ぐためには、足元や下半身を温めることが大切です。
温かい靴下やレッグウォーマーを利用したり、湯船に入るのが苦手な方はぬるめのお湯で足湯をしたりすると良いでしょう。
温めることで血行が良くなり、筋肉の収縮を防ぐ効果があります。
まとめ
妊娠後期にこむら返りが起こりやすい原因は、
筋肉の疲れやミネラルバランスの乱れ、足の冷えやむくみなどが挙げられます。
これらを予防するためには、適度な運動やミネラル豊富な食事、足元を温める工夫が効果的です。
初めての出産に向けて、不安を少しでも和らげるために、これらの対策を試してみてください。
この記事書いた人
この記事を書いている人 -WRITER-
睡眠の先生仲村司
年齢5４歳鍼灸マッサージ師、睡眠栄養アドバイザー、こども睡眠アドバイザー、睡眠ヘルスアドバイザー、薬膳アドバイザー、ファスティングカウンセラー、サプリメントインストラクターなどを取得。 ミッション 不眠と脳疲労のない世の中を目指す