皆さんこんばんは、TAKENOBUです。どうやら危惧された降雪ですが回避されそうです。一先ず安心、でも比較的雪害のなかった神奈川もスーパーやコンビニの棚ががら空きになってたり、よく見ると品切れの商品が徐々に増えてます。精度の高い「効率化」もちょっとしたイレギュラーで直ぐ全国規模の混乱を招いてしまうのは少々問題ありです。

「閑話休題」

今回は関東の廃線巡りという事で、旧東武会沢線跡を歩いてきました。

■旧東武会沢線の始発駅だった東武佐野線「葛生駅」




かつて東武鉄道で最大のターミナル駅だった「葛生駅」。貨物輸送全盛期の時は駅員が80名在籍、構内には旅客用も含め20本の線路がありましたが、東武会沢線・東武大叶線・日鉄鉱業羽鶴専用鉄道の三つの貨物線が廃線になった後、殆どの設備が撤去され広大な空き地だけが残ってます。

■旧東武会沢線跡




「葛生駅」の端で切断された線路の先は、レールは撤収されてますが、まだ東武会沢線の軌道跡が残っており、そのまま辿っていくと旧上白石貨物操車場跡が現れました。この辺りも保安装置や架線柱が残ってます。

■日鉄鉱業羽鶴専用鉄道跡



旧上白石貨物操車場跡を過ぎると日鉄鉱業羽鶴専用鉄道(通称:羽鶴線)と東武大叶線が分岐します。
電柱がまだ残ってる羽鶴線方面をそのまま歩くと、途中橋桁分が撤去された状態の橋台が現れました。ここで行き止まりなのでそのまま葛生駅へ戻りました。




廃線後十数年が経過してますが、この日辿り着いた橋台までは勾配標識・キロポストや保安装置・架線の電柱が至る所に残存してました。 バラストまで残ってるので廃線跡を辿るのは少々辛い状態です。葛生の町に眠る巨大な操車場跡を巡ると、歴史ある旧家が凋落していった様な退廃的な雰囲気を感じ取る事が出来ます。