初めて買ったCD
お疲れさまです!
夕方に札幌に着きまして、今日はホテルにてゆっくり体を休めていました。
ネットサーフィンをしていると、こんなニュースを発見。
伝説のバンド「たま」の現在。
映画『たまの映画』が上映決定。
平成生まれの若い方々はご存じないと思いますが、「たま」というバンドがいらっしゃいまして、90年代初頭からそれはそれはもの凄い存在感と世界観・音楽センスで一世を風靡したのです。
僕は幼少期に親の車でいつも流れていた松山千春の「長い夜」で音楽というものが好きになって、それ以降いろんな昭和歌謡やポップスに耳を傾けるようになりました。
そして、初めて買った(いとこのお姉さんに買ってもらった)3枚の中古CDのうちのひとつが、
たま 「さよなら人類/らんちう」
これでした。
たしか小学校1年ぐらいだったと思うんだけど、当時の僕にこの歌詞の意味や音楽性が大人のように解釈できるわけもなく、幼心に「変な声だなー」とか「何言ってるのか全然わからないや」なんて面白がって聴いていたんだけど、なぜかメロディーも歌詞も頭から離れなくて・・・いつの間にか大好きな曲になってました。
それは、約20年経った今でも変わらなくて、カラオケに行くと必ず歌うし、i Podにも入ってます。
ただ、自分が音楽をやっていく過程で「曲」や「歌詞」を書くことになり、
そして、大人になって「教養」や「理解力」がついてきて、いま考えると・・・
「たま」というバンド・「さよなら人類」という曲がどれだけ他のアーティストのそれと全く別次元のところにあるのかということに気づかされました。
子供のころの感覚で書きますと、
「路地裏に月が落っこちて犬の目玉は四角だよ」
「翼をなくしたペガサスが夜空にハシゴを架けている」
前半すごくファンタジックに聴こえて、楽しい気持ちで聴いていました。
そして後半、
「冬の花火は強過ぎて僕らのからだはくだけちる」
「ブーゲンビリアの木下で僕はあの子を探すけど
月の光に邪魔されてあの子のかけらがみつからない」
ここでどうしてもつらい気持ちになってしまうのです。
そして最後のサビ繰り返しから、「着いたー!」の雄叫び、「ラララ」の合唱(メンバーだけが何度もオーバーダブで録音したような合唱)でまたまた楽しい気分にさせられます。
歌詞の解釈には諸説あるけど、僕はあんまり気にしてません。
大人のアタマと理論で評論する事が音楽に対して正しい触れ方なのかと言うと、そうではないと思うしね。
ただ、この歌を聴くと約5分間の曲が終わるまでに、楽しかったり、悲しかったり、不思議だったり、驚いたり、また楽しかったり。。。。いろんな感情をグルグルと呼び起こさせられます。
そして最終的に、愛おしくなります。
「たま」というバンドが愛おしいのか?歌詞に出てくる「あの子」が愛おしいのか?自分の親しい人が愛おしいのか?
何が愛おしいのかは分からないんだけど、とにかく愛おしい気持ちになります。
切なくなります。
これが「たま」の持っているバンドの魔力なのかなーなんて思います。
色モノのように紹介されることも少なくなかったし、実際世間からすればそうだったのかもしれないけど、
ファンにとって自由自在の音楽・歌詞・世界観で聴く人の気持ちを揺り動かしてくれたこのバンドの存在は今でも凄く大きいと思います。
残念ながら2003年に解散してしまったのですが、メンバーはパスカルズというバンドで音楽活動を続けています。
そしてその「たま」の現在をドキュメントに収めた映画がこの冬に公開されることになったそうです。
ぜったい観に行く。
ヤフー映像トピックスのリンク
「たまの映画」公式サイト
今日は、かなり独り言に近いブログですが、気になった人は「さよなら人類」だけでも聴いてみてください。さらに気になった人は他の曲も聴いてみてください。
好きになった人は映画も観てみてくださいね。
あ、ちなみに初めて買ったCD3枚のうちの残りの2枚はというと・・・
忌野清志郎 「パパのうた」
SMAP 「正義の味方はあてにならない」
でした。
さあ、日付が変わって本日21日は~
札幌 PENNYLANE24
the telephones【We Love JAPAN!!! Tour】
同世代の盟友the telephonesと対バンということでめちゃめちゃ楽しみな上に、久々の北海道でのライブなのですげー気合い入ってます!!
参戦予定の皆さん、一緒に楽しみましょうね!!!
宜しくお願いします!
それではまた明日、ライブ会場で。
Seeya
Shun