【NTTドコモが銀行業に参入する意味:日本国の財閥が生まれ、財閥に属さない中小企業は生き残れなくなっていく】
素敵な人生コンサルタント 亜羅夢(アラム) です。
本日、ニュースに“NTTドコモが銀行業に参入“流れていました。
しかし、NTTではなく、NTTドコモなんですね。
<NTTドコモが銀行業に参入する理由>
・KDDIやソフトバンクなど携帯電話各社が傘下に銀行を持っている
auじぶん銀行、PayPay銀行、楽天銀行
・非通信事業の強化、ドコモ経済圏の拡大のため
ドコモならdポイント、dカード払いの経済圏を持っており、銀行業に参入することでこれらを強化できるのだと考えられます。
世界の大企業でも最終的には、製造業から金融業にシフトしていく流れが見えますが、金融・不動産業の「金に働かせて稼ぐ事業」を持っているところが不況に強く、永続的に(世界を支配する側と支配される側に分けるとすると)支配側に回れるので、自然の流れと思います。
しかし、日本全体としてみてみると、
『日本の戦後の高度成長は、民間の活力によって行われ、その中では財閥も解体し、農地も小作人に与えられた資産と権力分配があったから』になりますので、NTTドコモのような大企業が他の事業に乗り出していくことは
<財閥の拡大で貧富格差が拡大する>
○より貧富格差は拡大します。
○いずれ第二次世界大戦後に占領国のアメリカが日本に対して行った「財閥解体」を再びしなくてはならなくなるか、財閥を強くして国をまとめるが経済活性化は行えない小規模の治安維持国家に向かうか、どちらかにはなるでしょう。
新興の財閥として日本では
・N TTドコモ財閥
・au財閥
・ソフトバンク財閥
・楽天財閥
を生み出し、通信、金融、その後製造業への投資や事業拡大などを規制緩和でおこなっていくなら戦前の財閥の如き様相になるでしょう。
財閥になるポイントは「証券、銀行を持っていること」
他業種から金融業に参入すること=その事業体が財閥になろうとする過程です。
「NTTドコモ」銀行業参入へ「住信SBIネット銀行」買収方針発表
(2025年5月29日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250529/k10014819181000.html
「NTTドコモ」は、銀行業への参入に向けてネット銀行大手「住信SBIネット銀行」の65%の株式を取得して買収し、子会社化する方針を正式に発表しました。金融分野をめぐる通信大手の競争が一層激しくなりそうです。
発表によりますと、NTTドコモは、SBIホールディングスと三井住友信託銀行が34%ずつ出資しているネット銀行大手「住信SBIネット銀行」を買収して子会社化します。
30日から1株当たり4900円でTOB=株式の公開買い付けを行い、その後にSBIホールディングスが保有する株式を買い取って、65%の株式を取得するということです。
買収総額はおよそ4200億円を見込んでいるとしています。
あわせて親会社のNTTが、SBIホールディングスの第三者割り当て増資を引き受ける形でおよそ1100億円出資する資本業務提携を結び、金融分野での提携を強化することも発表しました。
通信大手各社は、携帯電話事業の顧客基盤を生かして、グループ内に持つ銀行や証券会社などを通じて金融関連のサービスを展開しています。
一方、NTTドコモは傘下に銀行がなく、この分野での出遅れが指摘されていて、これまで証券会社やカードローン会社をそれぞれ子会社化し、投資や個人向けの融資など金融サービスの強化を進めてきました。
さらに預金残高が9兆円を超える住信SBIネット銀行を取り込むことで、銀行の顧客を自社のサービスに呼び込むほか、資本業務提携を通じてグループ全体で金融サービスの強化につなげるねらいがあり、通信大手の金融分野での競争が一層激しくなりそうです。
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