あっという間に七月も後半。


昨年秋の青森旅がすこぶる印象的だったので、今月、家族と青森を再訪しました。



今回の旅の目的は、恐山🏔


わたしなど、青森から遠い首都圏に住む人間にとって、恐山と言えばイタコ。


イタコと言っても、橋幸夫の歌うイタコのイタロウ(潮来の伊太郎)ではなく、死者を呼び出す巫女のことで。


恐山という険しく恐ろしい山麓には、亡くなった我々の愛する者たちに、神がかりで乗り移ったイタコが棲むと信じられてきました。



わたくしめの学生時代、筋肉少女帯というヤバいバンドがありましてね。


キレっキレの曲ばかり創っていた、すこいグループだったんですが。


彼らのアルバムの中に「イタコ LOVE 〜Blue Heart〜」って曲があったんですよ。


一度聴いたら忘れられない歌詞です。



当時、筋少大好きだったもんで。

イタコ、の三文字を見るとどうしてもこの曲がリフレインしてしまいます。



さて。

恐山とは、イタコが棲む人を寄せ付けない恐ろしい山で、簡単には近づけないような場所だったのだけれど。


去年初めて訪れて分かったことには、実際には険しい山では無く、曹洞宗の菩提寺がある場所で、

宇曽利湖から臨む幻想的な風景をして「恐山が死者との邂逅の地」と言われるのだな〜と納得。



あの風景を見せたくて、はるばる来たぜ青森〜。


新幹線で東京から新青森までゆき、レンタカーを借りて青森で一泊。


それからむつ市方面に向かい、大湊で一泊しました。


去年恐山を訪れたのは早朝(朝6時)だったので、今回も人の居ないうちに訪問したくて、宿で朝食を摂り、8時前に恐山に到着。



今回は降りなかったのだけれど、こちらが恐山の直ぐそばにある太鼓橋(2023年秋)






こちらが、恐山の山門です(2024年夏)



恐山には温泉が湧き出ていて、入山者は自由に入浴可能。


山門をくぐった先にある温泉。

早朝なので、男湯も女湯も誰も居ません。


こちらは女湯👇

入り口の下を、湯気たつ硫黄の湯が流れています。




今回も朝8時まえには到着したので、お風呂にはひとっこ一人おらず。


ぴりっと熱くて、気持ちの良い湯加減でした。




これがお風呂です!


入浴したいかたは、タオル持参でいきましょう。


また、コインロッカーなどは無いので、貴重品には気をつけて。




そしてこちらは、今回撮影した宇曽利湖(2024年夏)




こちらは前回のものです(2023年秋)



秋の大地の、草木が枯れている荒涼とした感じが、地獄との境を想わせますね…