TC研究会スタッフ
鍼灸師の石原先生がコラムを作成してくださいました!

【花粉症を東洋的に考える‼】

風邪

現在4人に1人が花粉症と言われています。2月ごろから5月くらいまでが多くの方がスギやヒノキの花粉により鼻水はくしゃみ、目のかゆみなどの症状を発症するのではないでしょうか!?

日々、治療をしている中でこの時期の花粉症をお持ちの患者様で症状が出ているときの体の特徴が一つあるような気がいたします。

その前にこの季節の特徴を説明したいと思います。

昨年の12月22日は冬至でした。一年の中で一番昼の時間が短い日です。東洋的に考えると「陰」がいちばん強い日ということになります。

冬至を過ぎると段々日の入り時間が延びてきます。少しづつ「陽」の時間が増えてくるということです。春のこの時期は徐々に「陽」の力が増してくる時期なのです。

そこで花粉症についてです。花粉症の症状は上半身(特に頭)に多くみられます。

東洋的に上半身は「陽」、下半身を「陰」とします。季節は少しづつ「陽」が強くなるこの時期に、花粉症で身体も「陽」の部分に症状が強くでるということは少なからず季節の影響を体が受けているのではないかと思います。

そして、花粉症をお持ちの患者様で症状が出ているときの体の特徴が下半身(特に足)がとても冷たいのです。身体の「気」が上半身に昇ってしまい下半身が冷えているのではないかと考えます。なので、このように下半身が冷えていて花粉症の症状がつらい方にはなるべく足元を温めるような指導を行います。それだけでも少し症状が楽になったりします。

もし花粉症でお困りの方がいたら是非足を触らせてもらってみてください。