先日厚生労働省は、1月5日から1月11日までのインフルエンザ発生状況を発表し、この1週間に医療機関を受診した患者数は推計約206万人であったと発表しました。

せき

私が勤務するクリニックにも毎日のようにインフルエンザの患者様が来院されています。

多くのクライアント様と接する私たちもインフルエンザに罹る可能性は高いですし、クライアント様自身が罹患される場合もあると思います。そこで今日はインフルエンザについて簡単に確認をしてみたいと思います。

・インフルエンザ
インフルエンザウイルスを原因とする呼吸器感染症です。インフルエンザウイルスにはA型・B型・C型があります。C型もヒトに感染しますが流行は起こりにくいとされています。
・感染経路
患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛まつ感染」、およびウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」で感染します。
・潜伏期間
1~3日
・症状
発熱、頭痛、咳、咽頭痛、鼻水、筋肉痛などを呈します。おう吐や下痢など消化器症状が見られる場合もあり、通常のかぜに比べ全身症状が強く出やすいことを特徴とします。
・治療
発熱、咳、鼻づまりなどつらい症状をおさえる対症療法と、オセルタミビル(商品名:タミフル)、ザナミビル(商品名:リレンザ)、ペラミビル(商品名:ラピアクタ)、ラニナミビル(商品名:イナビル)、アマンタジン(商品名:シンメトレル等)、等の抗インフルエンザ薬による治療が中心です。

以上が簡単ですがインフルエンザについてです。

予防には手洗いが基本になると思いますので、しっかり手を洗い、もし罹患した場合はマスクをして感染予防をしましょう。