肩鎖関節は鎖骨の外側端と肩甲骨の肩峰との間に出来る関節です
この関節は
・関節円板
・上、下肩鎖関節包靭帯
・三角筋、僧帽筋
・烏口鎖骨靭帯(円錐靭帯、菱形靭帯)
により安定性を与えられています。
動きの大きい胸鎖関節に対して肩鎖関節は以下のわずかな運動のみが可能です
・上方回旋、下方回旋
・水平面での回旋適合
・矢状面での回旋適合
わずかな運動ではありますが、この運動が上肢帯の動きを考えるときに重要になってきます
わずかな動きがある事で肩甲骨を垂直に保ったままで肩関節挙上の動きが出来ます
また、胸郭の形にそって前方牽引、後退の動きが出来るのも肩鎖関節の僅かな動きが微調節の役割を果たしているからなのです。