こんにちは、奥川です
以前にプロゴルファーの方が私の院に(おくがわ整体院)施術にお越しになった時の話です
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
クライアントの方はプロゴルファーをされている方
主にレッスンプロとして活動されているそうです
![ゴルフ](https://stat.ameba.jp/user_images/20140505/21/totalconditioning/e8/c6/p/t02200154_0500035012931111641.png?caw=800)
なんでもここ数カ月、腰と股関節の違和感が顕著になってきたとの事
心配になってきたので、とご来院くださいました
色々と問診や検査を行いました
可動域検査は、股関節には特に大きな可動域制限はありませんでした
しかし内旋に多少の制限…そして内旋時に骨盤を側屈させるような代償動作が気になりました
また、大転子周辺の筋肉と腰方形筋の過剰な緊張が気になりました
スィングフォームのチェックも行ったのですが(当然プロの人にとやかく言うほど私はゴルフの事は分からないので、人の動きとしてどうか?を見た)
そんなに気になる点は見当たりませんでした
ただ、歩行動作を確認した時につま先を外側に過剰に開くクセを発見しました…まるでチャップリンのように…これは気になる
『もしかしたら後捻股?』と思い、Craigs testを行いました*後捻股=大腿骨頚が後ろに捻じれている股関節、股関節中間位でも膝が正面では無く外を向いてしまう
![股関節](https://stat.ameba.jp/user_images/20140505/21/totalconditioning/54/ca/j/t02200149_0800054012931111640.jpg?caw=800)
テストの結果はやはり後捻股の疑いが濃厚でした…どうやら、これが関係ありそうです
伺うとプロゴルファーは、特にレッスンなどを行う時はスィング中に膝が外側に開くとみっともない為に膝を内に絞る動作を少し強調するらしいのです(^^;)
見ているお客様に「キレイなフォームだわ」とインパクトを与える事が重要なんでしょうね
他の人に比べて膝が内に入り難い、と感じていたそうですが努力し、内旋や内転のストレッチを行い、なんとか膝が内に入る様になってきたそうです
しかし、やはり骨格的に無理があったのでしょう…スィング中に股関節を過度に屈曲、内旋させる事を繰り返す為に大腿筋膜張筋が過剰に緊張して痛みに繋がったようでした
また腰方形筋の過剰な緊張はそもそも無理がある股関節内旋の代償運動で骨盤が側屈または両足内旋した際にはインフレアし前傾していたのではないか?と説明しました
ご本人も思い当たる節があったのだろう、すぐに納得して頂けました(もちろん、実際の施術の際にはそんな専門用語は使ってないが)
上記の内容を参考に施術を行いました
私の施術は全身の関節運動をチェックしながら、矯正するような方法を取っていますので
検査結果を検証しながら施術するような感じなのです
施術後はかなり症状が緩和した事から、おおまか当初の考えは間違いでないとして
次回お越しになるまではスィング中に膝を絞るのを押さえ目にしてもらう事を約束しました
次回来院時に伺うと症状はほぼ消失したとの事…
直観的に内旋時の小さな代償動作、また歩行時の違和感に気付いたのが功を奏したのですが、徒手的な検査を行う事で確信を持って施術出来ました
また、検査を行う事、検査結果を伝える事はクライアントに説明する際に納得を得やすいです
「私の長年の経験と体を触った感覚では…」と説明するのも悪くは無いと思いますが
やはり一般の方には科学的な見解と伝えた方が受け入れやすいと思います
直観は徒手的なアプローチを行う際にはとても大切だと思います
手で行うアプローチの醍醐味はアプローチの反応を同時に手を通じて感じる事が出来て、かつ手を通じてすぐに情報を元にしたアプローチを出来る
という即興性も一つだと思いますので
だが、科学的な土台がないと、ともすれば宗教のようになってしまう危険性もあります…
という事もあり、TC研究会では「科学的な知識、技術」を土台としつつも「直観的」であったり「感覚的」な部分も大切に出来るように
ボディーワークなどの感覚的なセミナーを行うのと同時に
基礎となる「解剖学」「病理学」「整形外科的徒手検査法」の勉強会、セミナーなどもしっかり行っていこうと考えております
偏りの無い勉強会、セミナー開催を心掛けています!
以前にプロゴルファーの方が私の院に(おくがわ整体院)施術にお越しになった時の話です
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
クライアントの方はプロゴルファーをされている方
主にレッスンプロとして活動されているそうです
![ゴルフ](https://stat.ameba.jp/user_images/20140505/21/totalconditioning/e8/c6/p/t02200154_0500035012931111641.png?caw=800)
なんでもここ数カ月、腰と股関節の違和感が顕著になってきたとの事
心配になってきたので、とご来院くださいました
色々と問診や検査を行いました
可動域検査は、股関節には特に大きな可動域制限はありませんでした
しかし内旋に多少の制限…そして内旋時に骨盤を側屈させるような代償動作が気になりました
また、大転子周辺の筋肉と腰方形筋の過剰な緊張が気になりました
スィングフォームのチェックも行ったのですが(当然プロの人にとやかく言うほど私はゴルフの事は分からないので、人の動きとしてどうか?を見た)
そんなに気になる点は見当たりませんでした
ただ、歩行動作を確認した時につま先を外側に過剰に開くクセを発見しました…まるでチャップリンのように…これは気になる
『もしかしたら後捻股?』と思い、Craigs testを行いました*後捻股=大腿骨頚が後ろに捻じれている股関節、股関節中間位でも膝が正面では無く外を向いてしまう
![股関節](https://stat.ameba.jp/user_images/20140505/21/totalconditioning/54/ca/j/t02200149_0800054012931111640.jpg?caw=800)
テストの結果はやはり後捻股の疑いが濃厚でした…どうやら、これが関係ありそうです
伺うとプロゴルファーは、特にレッスンなどを行う時はスィング中に膝が外側に開くとみっともない為に膝を内に絞る動作を少し強調するらしいのです(^^;)
見ているお客様に「キレイなフォームだわ」とインパクトを与える事が重要なんでしょうね
他の人に比べて膝が内に入り難い、と感じていたそうですが努力し、内旋や内転のストレッチを行い、なんとか膝が内に入る様になってきたそうです
しかし、やはり骨格的に無理があったのでしょう…スィング中に股関節を過度に屈曲、内旋させる事を繰り返す為に大腿筋膜張筋が過剰に緊張して痛みに繋がったようでした
また腰方形筋の過剰な緊張はそもそも無理がある股関節内旋の代償運動で骨盤が側屈または両足内旋した際にはインフレアし前傾していたのではないか?と説明しました
ご本人も思い当たる節があったのだろう、すぐに納得して頂けました(もちろん、実際の施術の際にはそんな専門用語は使ってないが)
上記の内容を参考に施術を行いました
私の施術は全身の関節運動をチェックしながら、矯正するような方法を取っていますので
検査結果を検証しながら施術するような感じなのです
施術後はかなり症状が緩和した事から、おおまか当初の考えは間違いでないとして
次回お越しになるまではスィング中に膝を絞るのを押さえ目にしてもらう事を約束しました
次回来院時に伺うと症状はほぼ消失したとの事…
直観的に内旋時の小さな代償動作、また歩行時の違和感に気付いたのが功を奏したのですが、徒手的な検査を行う事で確信を持って施術出来ました
また、検査を行う事、検査結果を伝える事はクライアントに説明する際に納得を得やすいです
「私の長年の経験と体を触った感覚では…」と説明するのも悪くは無いと思いますが
やはり一般の方には科学的な見解と伝えた方が受け入れやすいと思います
直観は徒手的なアプローチを行う際にはとても大切だと思います
手で行うアプローチの醍醐味はアプローチの反応を同時に手を通じて感じる事が出来て、かつ手を通じてすぐに情報を元にしたアプローチを出来る
という即興性も一つだと思いますので
だが、科学的な土台がないと、ともすれば宗教のようになってしまう危険性もあります…
という事もあり、TC研究会では「科学的な知識、技術」を土台としつつも「直観的」であったり「感覚的」な部分も大切に出来るように
ボディーワークなどの感覚的なセミナーを行うのと同時に
基礎となる「解剖学」「病理学」「整形外科的徒手検査法」の勉強会、セミナーなどもしっかり行っていこうと考えております
偏りの無い勉強会、セミナー開催を心掛けています!