野球と全く関係ない話ですが、
神戸製鋼の不正問題を見て思うことです。
昔原子力発電所の建設作業員として働いていました。
今は違いますが。
私はど素人でしたし、周りもプロとは呼べるレベルではありませんでした。
もちろんプロと呼べる方もたくさんいらっしゃいました。
ただど素人でも検査員になれるんですよね。
慣れればそんなに難しくはない検査ではあります。
ある程度仕事を任されるようになると、上司がつかなくなりました。
100%頑張って検査していたつもりですが、仕事量も多かったので本当に100%やれていたかはわかりません。
1人作業なのでダブルチェックもされていません。
数字だけ上がってくる記録もありました。
数字だけ見て範囲内なら合格、範囲外なら不合格で差し戻し。
はじめはこれでいいのか?と思いますがこれも量があるのでなぁなぁになってきます。
完成前試験で異常がでなければいいやくらいの気持ちです。
今でも少し後悔していることが2つ。
1つはボルトの向きが逆なフランジの配管を見逃したこと。担当が自分ではなかったにしろ、そのエリア担当の配管工の方に指摘されました。ただ耐圧試験直前だったためやり直す訳にもいかず見逃しました。
もう1つは配管の厚さが規定範囲以下の箇所のある配管の検査を合格させたこと。
計る位置によって少しずつ違うので規定範囲以上のところで計れば合格させることができます。
これは今でもよかったのか?と少し悩みます。
重要な配管だったので。
きっとこれも安全性には問題ないと言われるのでしょう。
最終的にはプロの方がチェックし完成前試験をし、運転開始するので安全だとは思います。
が、一部の作業員レベルになるとプロとは程遠いチェックの甘い中の作業です。
もしかしたら不正や図面上の誤りの見落としがあるかもしれません。
私は原発作業から離れて久しいですが今でも同じ状況なら少し不安を感じます。
また神戸製鋼だけではなく、他の会社でも同じようなことが行われている可能性はありそうな気がします。
納期に追われていたらなおさらです。
1つの部品や鋼材に不正があったとして、それ1つでは安全性に問題ないかもしれません。
多く使われていればいるほど微妙な誤差が安全性に影響するかもしれません。
原発も同様だと思います。
安全性に問題ないかどうかが重要ではなく、不正がなく誠実で安全な仕事をしているのかが重要な気がします。