こんにちは❗️
愛知県刈谷市にあるリサイクルショップ♻️
おしゃれリサイクルとーたる 刈谷店
1級ジュエリーコーディネーター、宝石鑑定士の鈴木です。
表題のご質問がありましたのでブログにまとめさせていただきました。
では『ジュエリーの加工にむいているルースとは？』
ルースの色を選ぶ
明るさの違う４つのルースを比べていきましょう
宝石はすべてサファイアです。
ルースの状態でこのように見えている宝石たち。
さて、ジュエリーに仕立てたときにどのように見えるでしょうか？
指に乗せた写真は石座に留まって指輪になったときの感じを掴むためです。
このようにしてルースを選んでいただくと仕立て後の明るさがイメージしやすくなりますね。
上の写真は暗めのサファイア、光を入れてあげれば光りますが暗いままです。
原則として仕立ててルースの状態より明るくなることはありません。
ジュエリーになるとワントーン暗くなるイメージで選びます。
テーブル部分が色抜けしているサファイア。
枠に留めて指輪にすると、、、
もちろん影になるのでウィンドウと呼ばれる色抜け部分は暗くなりますね。
明るめなサファイア。
ルースの状態でもキラッと光るものがありますね。
指輪の状態にしてもキラッと感が保てている気がします。
写真は少し暗めですが彩度の高いサファイア。
指輪にしたときもトーンは暗くなりますが、それでも彩度は保てています。
色の良し悪しに関しては”好み”だと思っています。
上のように比較して見て、ジュエリーになったとき好みの色なのか？と考えてみていただくと良い石選びができるのではないでしょうか。
カットの種類で選ぶ
ハート、しずく型、スクエア、特殊カットなどなど様々なカットの形状があります。
こちらはもちろん『好み』だと思いますが、私は空枠を使ったオーダーをメインとしていますので、
今回は『空枠に留めるのに適したカット』を基準に考えていきますね。
答えは、、、
ダイヤモンドのようなカット
ラウンドカットです。
理由としては
『圧倒的にデザインの量があります』
空枠はダイヤモンドの作り替え需要が非常に多いです。
そのためデザインバリエーションが豊か、ダイヤモンドの1ctサイズくらいまでは
たくさんの種類から選ぶことが可能です。
ダイヤモンドの0.3ctで4.2mm、1ctで6.5mmくらいをベースに選ばれると
お値打ちにたくさんのデザインから選択することが可能です。
2番目はオーバルカット
こちらも比較的デザインバリエーションは多くなります。
ただし大粒になると枠は造られていません。
上限としては縦横合計30mmくらいまでのルースとなります。
ラウンドと違う部分としては縦横比が既成サイズに合っているかという部分です。
異常に縦長となると枠に合わないため、石座の修正などが必要になってきます。
そしてラウンドとオーバルカット以外のカットはファンシーカットとなりますので、
かなり既成枠が少なくなります。
もちろん石座を作製して作ることが可能ですので、『工賃がかかる』という部分を除いて考えていただければ、どのようなカットだとしてもジュエリーに仕立てることは可能です。
実際に私のオーダーでも空枠の組み合わせをすることでファンシーカットのルースもたくさん仕立てさせていただいております。
ファンシーカットならではの個性的なデザインが魅力的ですよね♪
その他のチェックポイント
テーブルの色抜けチェック
こちらは大粒なので抜けやすいんですけれど、、、
このように真ん中がすっぽり色抜けしてしまうルースは避けます。
ここのチェックは単純に見た目ですね。
せっかくなら全体に色がのっているほうが美しいです。
ただ、これもどこまで求められるかはお好みだと思います。
ガードルに適正な厚みがあるかチェック
石留めのときにとっても重要なのと、日常使用でも耐久性に影響があります。
たまにピンッピンにナイフのようにガードルがないものがあります。
尖ったガードルのことをナイフエッジと呼びます。
ガードルの役割は、割れ、欠けの防止です。
分厚すぎると正面からみたときの明るさに影響がでますが、薄すぎると石留めで欠けたり、使っているときに少しぶつけただけで欠けてしまうことも。
広がりそうなインクルージョンはないかチェック
インクルージョンは個性です。
その宝石にしか見られないインクルージョンなど、宝石を楽しむうえでもとっても大事なポイント。
しかし亀裂のようなインクルージョンには注意が必要で、もしかしたら強度に難が出てしまうかもしれません。
もちろん石留めのときにもリスクはありますし、ぶつけたときに広がってしまう、、、なんてこともありえます。
長く愛用するジュエリー、いつまでも美しいままでいてほしいですから、事前に確認されても良いかと思います。
仕立てることはないルースコレクションであれば、広がる、割れる心配もないかとは思いますので好みですね♪
まとめ！
いかがでしたでしょうか。
ジュエリーに仕立てるための宝石選び。
今回は空枠を使用することを前提に書いていますので、ファンシーカットは選んじゃいけないの！？と誤解されてしまうかもしれません。
ファンシーカットは既製の枠が少ないだけで、自分だけのフルオーダージュエリーや、空枠をそのまま使用しないでアレンジした加工をすることで魅力あるジュエリーに仕立てることが可能です。
加工のお見積もり無料相談はいつでも大歓迎ですので、上記の内容を気にしすぎず、
迷ったら御相談くださいませ＾＾
合わせて下のブログも宜しければご覧くださいませ。
フルオーダーとセミオーダーの違いとは？
最後までご覧頂きありがとうございました。
1級ジュエリーコーディネーター
1級ジュエリーリモデルカウンセラー
米国宝石学修了士GIA.G.G
鈴木雄太
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金、プラチナ、シルバーなどの貴金属
ダイヤモンド、色石、ルース
宝石鑑定士GIA .G.Gも在籍
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日本に40名しかいない1級ジュエリーコーディネーター在籍。
安心してジュエリー、宝石の査定もご相談くださいませ。
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※金券/チケット/切符の取り扱いは2018年11月にて終了致しました。
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