元警察官(警察官10年やりました)のブログ(警察官採用試験対策も更新中)

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 警察官として務めた経験から、社会に役立つ情報を提供したいというブログです。警察官採用試験対策も随時更新しています。

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警察官には非常召集があります

休日でもいきなり電話が来て出勤させられることです

 

 

この非常召集

①正式な非常召集と、②上司や幹部の独断によるグレー召集があります

 

①は署(または本部)全体としての正式な召集です

大規模な災害発生や、殺人などの捜査本部規模の事件が発生した

こういった場合に、休日の警察官が出勤を命じられます

 

召集の対象となる警察官は、大規模災害であれば署員全員など、選別や差別はほとんどありません

 

この正式な非常召集は、警察官である限り諦めて出勤するしかないと腹をくくれます。

行きたくはないけど、私も東日本大震災の時は、行きたくはないけど行くしかないと思いました

地震が発生した時、まさに夜勤からやっと帰ってきてゆっくりしようとした時でした

タイミング的には最悪ですね

やっと帰ってきたらまたすぐ出勤となり、モチベーションはゼロでしたが、それでも行かなくてはいけないとは思いました

 

この正式な非常召集に対して、もうひとつあるのが、上司の独断によるグレー非常召集です

 

 

②グレー非常召集とは何か

例えば私が交番勤務の時に実際にあったのが

夜勤終了後の長い残業を終えてやっと帰宅の電車に乗った時、署から電話

出たら私の勤務している交番とは別の交番長をしている警部補からでした

「実はうちの交番の警察官が勤務中に捜査書類を紛失していることがわかった。これから捜索に出るから署に戻ってきてくれ」

 

こういうのがグレー非常召集です

つまり組織としの正式な命令ではなく、ごく一部の人間や特定の幹部などによる独断の勝手な召集です

 

正式な業務命令ではないし、しかも勤務時間外。だからグレーなのです。グレーというより限りなくブラック

 

こういう呆れるようなグレー召集がけっこうある

 

しかも、これの悪質なところは

呼び出されるのは巡査の若手だけ

というところ

ベテランや階級が巡査部長以上の警察官は呼び出されない

 

断ることのできない立場の弱い若手だけを呼び出すのです

 

つまり差別が入っているのです

 

こういうグレー非常召集は無視するのが一番です

 

私も最初の頃は言われるまま署に戻ってました

若手なら従って当然と洗脳されていたので

しかし、いざ参集すると来てるのは若手だけ。

若手よりも仕事していない50代以上は呼ばれてもいない

 

それがわかってくると、従っているのがバカバカしくなってきました

 

そして、ついに初めて「今回は行かない」という決断をしたことがありました

 

電話の相手は警部補なので、「わかりました」とだけ言ったが、そのまま帰宅した

 

次の出勤日まで気が気でなかった

 

そして次の出勤日、おそるおそる出勤すると・・・

 

何も言われなかった

 

 

そうか

行かなくても何も言われないんだな

というか言えるわけない

そのことにようやく気がついたのです

 

そもそも正式な召集ではなないから、無視されたって強制もできないんです

 

それからは全部無視するようになりました

 

時々「お前来なかったよな」と言われる時もありました

 

でもそんなものです

 

次第に私には電話がかかって来なくなりました

 

 

自分を犠牲にして貢献する若手・やる気がなく評価も低い若手、、どっちがいいか

 

こういうのに愚直に従って自分を犠牲にしているとどうなるか

 

あいつは呼べば来てくれる、協力的・献身的なやつと思われる

評価も上がる

そして、便利な駒として利用され続ける存在になる

 

一方私のように評価は悪くても、「あいつは呼んでも来ない」と思われるとどうか

電話も掛かってこなくなる

人の尻拭いでストレスや疲労が増えることは減り、自分の身を守ることができる

 

私の姿勢が気に入らない人はこう言ってきました

「何かあった時、味方してもらえないぞ」

 

でも何かあった時の何かってなんでしょう

そんないつ来るかわからない「何かあった時」のために、日常を犠牲にし続ける方がコスパ悪い

 

最悪自分が捜査書類を紛失するなど「何かあった時」が起きたら、誰かが何か対応して責任取るしかないんですから

普段休日を削って献身して来なかったから、あいつだけは懲戒処分が重い、などということにもなりません

 

勤務時間外にプライベートを削って献身したって、いいことなどないのです

あいつはいつでも来てくれる、やる気があって献身的な若手、そんなふうに思われたところで給料増えるわけでもない

むしろそう思われてしまってから、断ると「なんだあの野郎」と思われる

 

それなら早々に組織に貢献しる気がないやつと思われた方がいい

 

だからグレー召集は無視するのが正解なのです

 

交番警察官を好きになったという人からの相談が時々来ます。

 

きっかけは様々

落とし物、交通事故、事件の被害

 

きっかけの内容がどんなものでも、少しでも交番警察官を好きになった人に私が一番言いたいのは

 

勇気を出して行動して!

 

ということ

 

理由のひとつめは、意外とうまくいく可能性は高いから

 

ふたつめは、あなたのためでけでなく、その警察官のためでもあるから

警察官は出会いが多くなく、異性との出会いを求めている警察官が多いからです

 

 

「どうせダメだろう」というネガティブ決めつけはスゴくわかる!

好きな人ができるとこういう気持ちばかりになりませんか

 

勇気を出したってどうせダメだろう

どうせ相手がいるだろう

恥ずかしい思いや傷つく思いはしたくない

もしかしたら本性はイヤな人かもしれない

 

その気持ちめっちゃわかります

私もまったく同じことを思うからです

 

その一方で・・「でも・・もしかしたら」とか「もう二度とない出会いなのに」

という気持ちにもなる

 

だから苦しいし悩むんですよね

 

アイドルを好きなったって悩まないですよね

二つの気持ちがぶつかることはないから

 

この悩みを解決して、後で後悔しないためにはひとつしかありません

勇気を出し行動することです

 

そこで背中を押したいのです

絶対行動すべき!と背中を押せる理由があるのです

それをこれから押し付けるので、もう少し読んでいって下さい

 

 

異性から好きと言われた時あなたはまずどう思う?

そもそも異性から「好き」と言われたら、まず嬉しいですよね

私は嬉しいです 相手が誰であろうと、まず嬉しい。その日は一日中フワフラした気持ちになれます

嬉しくない人なんてほぼいないと思います

少なくとも悪い気はしないはず

 

20代の女性が50代のおじさんから言われても気持ち悪いかもしれないけど、同年代だったらまず嬉しいですよね

 

「自分のことを好きって思ってくれる異性がいる」

これって自分の存在が認めらたと思える大きな出来事のひとつです。

仕事で大成功した時と同じくらい嬉しいし、自分への自信になります。

 

相手が美人とかそうでないとか、付き合いたい相手とか、セックスしたい相手とかそういうのは次の第二段階です

 

まずは誰だって嬉しいんです

 

 

「自分に好きな気持ちを持っている人」というのは大きな魅力になる

自分にとって同じレベルの容姿や性格の人が二人いて、一人は自分のことが好き、もう一人はそうでもない、といった場合、どっちと付き合いたいですか?

 

自分のことを好きな方ですよね

 

だから自分を好きと思ってくれているというのは、それだけで大きな魅力になるんです

 

 

「男から女」よりも「女から男」の方が圧倒的に有利

この記事を読んでくれている方はおそらく女性だと思います

女性というだけで圧倒的に有利です

なぜなら、男が女性を攻め落とすより、女性が男を攻め落とす方が圧倒的に有利だからです

 

女性は男に対して警戒心がありますよね。二人きりで危険な相手だったら物理的な力で勝てないし、体を触りたがるのは男ですから

 

一方で男はそこまで警戒する必要はありません。

もちろんゼロではないけど、女性が男に対しての警戒に比べれば、その壁は3%くらいです

 

だから「女性から男」というだけで圧倒的に有利なんです

 

ただし、警察官特有の警戒心や一歩踏み出しずらい理由というのはあります

他の職業の男なら一歩踏み出してプライベートな関係になれるところを、警察官だからという理由で踏み出しずらい理由はあります

それは上手に乗り越える必要はあります

それを知りたい人は、↓こちらの記事を読んでください↓

 

 

 

行動してダメだったとして失うものって何ですか?

 

勇気出して行動したけどフラれてしまった。

そういう場合もあるでしょう

 

でもそれで失うものって何ですか?

 

人生で取り返しのつかない何かを失いますか?

大きな借金を背負いますか?

治らない大怪我を負いますか?

 

確かに恥ずかしい思いや傷つく思いはするかもしれない

でも取り返しのつかないほどのものではないはず

 

でもそんな思いはしたくない、というのはすごくわかります

私も全然勇気を出せない小心者なので

 

店員にかわいい女性を見つけても、せいぜいチラチラ見に行くしかできません

連絡先を渡すどころか、思い切って話しかけたり、挨拶することさえできない人間です

ずっと逃げ続けていました

 

でも、ある時気づいたんです

フラれて傷ついた人と、フラれる経験すらない人

どっちの人生がいいか

 

恥ずかしい思いや悲しい思いは確かにしたくない

でも、その思いすらしない人生の方が悲しいし、もったいないですよね

 

ダメだったとしても、次に生きる経験にはなります

フラれることに慣れてきて、そんなに傷付かなくなるかもしれない

 

失うものもないし、ダメだっとしても得るものはある

だったら絶対行動すべきです

 

 

どうですか

全力で背中を押してきたつもりです

何もしないで諦めようと思っていた気持ちが、やっぱり行動してみよう、と思ってくれましたか

そう思ってもらえたら嬉しいです

 

 

ただし、勇気を出して行動したい!と思っても正しいやり方、上手なやり方、というのはあります

やみくもに行動しては、うまくいくものもうまくいかなくなります

ちがう方法でやればうまくいったのに・・というのはもったいない

特に相手が警察官の場合は、距離の縮め方や連絡先の渡し方には気を付ける必要があります。

警察特有の壁や踏み出しずらい理由があるのです

 

詳しい理由や正しいやり方を知りたい方は↓こちらの記事(有料ですが)を読んでください

 

 

「好き」思える異性に出会えるのは本当に貴重な機会です

せっかくのその機会を自分のネガティブな決めつけで諦めず、行動して下さい

 

相手の警察官も絶対嬉しいです

 

前回の記事↓

 

 

次の休日に約束通り彼女のお店に行くと彼女も待ってくれていた

 

「サイズは確認してきましたか?」

 

そして母の日のプレゼントに彼女が薦めてくれたカーディガンを購入することに決めた

 

今でもどんなカーディガンだったかよく覚えている

 

彼女は「まさかうちで本当に買ってくれるなんて、交番行った時に営業してよかったです」とかわいい笑顔で言ってくれた

 

そういった話以外にも、プレゼントを最終的に決めながら私たちはいろんな話をした

 

10分ていどだったと思うが、私にとっては笑顔を見ているだけでトロけそうな時間だった

 

そして会計の時だった。

彼女は「1万円お預かりします。ではまずお釣りの〇〇千円と、こちらがレシート・・・」

ここまではどこの店でもあるやりとりの後、

 

「それからこちらが私のアドレスとなっております」

と言って、レシートの上にこれを乗せて手渡してきた。

 

↑この時渡されたもの 今でもとってある

 

それは名刺だった

 

彼女からはすでに名刺をもらったことがある。万引き被害の通報で初めて店に行った時ももらった。
しかし今回もらった名刺はそれとはちがっていた

 

前回もらった名刺は、店名や会社の電話番号、彼女の名前くらいだったが

 

今回もらった名刺は下の方に、メールアドレスが書かれていて、それは携帯電話のメールアドレスだった。

 

これってもしかして!!!!!!!!!!!!!!!!!
もしかして❗️❗️❗️❗️❗️❗️❗️❗️

と思ってドキドキしていると

 

彼女は「これは職場のじゃなくて、私個人のアドレスですからね。その辺に捨てたり落としたりしたら訴えますよ(笑)」

 

やっぱり❗️

彼女のプライベートのアドレスをもらえた!

 

これって!これってこれっっっっって!

 

私は飛び跳ねたい気持ちを必死にこらえて冷静を装い

「落とさないように大切にしまって帰りますね」

 

あまりにも浮かれてありがとうも言い忘れていた。

 

今回の買い物をしたらもう会えることはないと思っていた

 

それでも2回もお店に行ってかわいい笑顔で話をしてもらえて幸せな時間をもらえたと思っていた

 

そうしたらなんと、こんな展開が待っていたなんて

 

これでいつでも彼女と連絡がとれる

 

もしかしたらデートに誘うことだってできるかもしれない

 

こんな嬉しいことは久しぶりだ

 

警察学校卒業して以来、きつい勤務で苦しい日々だったけど、やはり生きていればいいこともあるんだ。

 

もう何もかもに感謝する気持ちだ

 

なんならこの店で服を盗んだ万引き犯、お前のおかげだ。ありがとう!よくぞ私が勤務の日に盗んだ!ナイス窃盗!

それから被害届に誤字脱字があった後輩!よくぞ間違えくれた!

それからちょうどこのタイミングだった母の日!これから毎年母の日は思いっきり豪勢なプレゼントを送るぞ。母の日最高!

 

何もかもが浮かれて見えた

 

エスカレーターをわけもなく早歩きしたのをよく覚えている

 

名刺を何度も何度も見た。

 

そして帰りの電車でさっそくそのアドレスにメールを送ってみることにした。

彼女から名刺をもらってからまだわずか10分くらいしか経っていなかった。

 

前回の記事↓

 

 

「うちの店には母の日のプレゼントにいい物もあるのでぜひ見に来てくださいね」

と言って帰って行った彼女

 

本当に行っていいものかどうか少し迷ったが、私は次の非番日にお店に行ってみることにした

 

お店に行くのは交番警察官として被害届を受理した時以来
今日はもちろん制服ではない。

仕事帰りのスーツ姿で、警察官ではなく客として来店する

 

店の前まで来たが、この前と違ってお店に入るのに少し勇気が必要だった
 

「社交辞令で言ったのに本当に来ちゃったよ」などと思われたら恥ずかしい。
やはりこのまま帰ろうか

 

気になる女性に対してはいつもネガティブ思考で臆病になる。

暴力団に立ち向かう方が勇気を必要としない

 

お店の前で数分ウロウロ迷った後、思い切ってお店の中に入ってみた

 

いた、彼女だ

 

彼女は向こうを向いて商品の服を整理している。
 

このまま後ろ姿を見続けていたら私は不審者だ
早く声をかけた方がいい

 

「こんにちは」

と声をかけると

一瞬キョトンとした表情でこちらを見返してきた

 

あーダメだ
この表情はやっぱり「本当に来ちゃったよー」の方だ

 

来たことを後悔したが、
次の瞬間あのかわいい笑顔に戻り
「あーもしかしておまわりさん?
うれしい本当に来てくれたんですね。制服じゃないので一瞬誰だかわかりませんでした。母の日のプレゼントですか」

 

ホッとした
本当にホッとした
全焼火災現場で死体が出なかった時と同じくらいホッとした
 

さっきのキョトンとした表情は一瞬私のことがわからなかっただけなのだ

 

しかも!私は聞き逃さなかった

 

来てくれて嬉しい」って言った!

 

私がこの店に来たことを嬉しいと言ってくれた!
 

もうこの一言だけでニヤニヤが止まらない
半年は一睡もできない夜勤が続いても耐えられそうだ

 

彼女は私の母の年齢など必要な情報を聞くと、オススメを2つ3つチョイスしてくれた

 

全部買ってもよかったのだが、私はここでいいことを思いついた
 

そして彼女にこういった
「母の服のサイズがはっきり分からないので、それを確認してまた後日改めて買いに来ますね」

我ながら素晴らしいひらめきだ
これでもう一度この店に来る正当な理由ができた

 

母の服のサイズなんて大体わかってる
でも今日買ってしまったらもうこの店に来る理由がなくなってしまう

一度でも多くこの店に来て彼女と話をして、彼女の笑顔を見たい

そうするために素晴らしい口実を思いついたもんだ

 

彼女「そうですね!サイズを間違えないためにもそれがいいですね、商品は取っておきますから」
とかわいい笑顔で快諾してくれた

 

さらに
「母の日にこんなにプレゼント選んであげるなんて優しいんですね。」
「あ、この前は質問に答えくれてありがとうございました。帰ってさっそく母にも話して……」
など、けっこう会話が弾んで、10分くらい楽しく話せた。

 

「ではまたのご来店お待ちしておりますね。ケイさん」
 

来た時は「おまわりさん」だったのが、帰る時は名前で呼んでくれていた。

 

フワフワ夢心地の中で帰った

 

来てよかった
 

自分が傷つくのを恐れて行動しないより、やっぱり失敗を恐れずやってみた方がいい。

そして次の休日

約束通りもう一度お店に行った時、私たちは交番警察官と被害者ではなくなった。

 

 

 

 

前回の記事はこちら↓

 

 

1分で終わってしまった被害届の訂正

 

すると彼女が

「実は・・以前から警察官の方に聞いてみたいことがあったんですけど、いいですか?」

 

なんと彼女の方からこんなことを言ってくれた

 

私は「もちろんどうぞどうぞ」
と大喜び

 

話を聞くと、彼女が聞いてみたかったこととは
・近所に迷惑路上駐車を繰り返す人がいるが、警察官に通報していいのか

といった、警察官であれば毎勤務よくあるようなことだった

 

しかし、話題はなんでもよくて、彼女と数分でも長く話ができたことが私にとっては嬉しかった

 

そして、彼女が聞きたかったことについてはすべて話し終え、いよいよ本当に彼女が帰る時が来た

「ずっと聞きたかったことが聞けてよかったです、ありがとうございました」

と言って立ち上がった彼女

 

私も「また何か聞きたいことあったらいつでも来て下さいね」
と一応言うが、まぁ来ることはないだろう、交番に何度も来たい人なんて、腹をすかせたホームレスか、頭おかしいクレーマーくらいのものだ

 

立ち上がって帰ろうとした彼女だったが、

「あ、そういえば・・」

 

「もうすぐ母の日ですけど、おまわりさんは母の日って何かプレゼントされるんですか?」

 

そういえばこの時は5月に入ったばかりの頃だった

「毎年カーネーションと、ハンカチとか何か簡単なプレゼントくらいは渡してますよー」

と言うと

 

私の店、母の日のプレゼントにちょうどいい小物とか服とかもあるので、よかったら見に来て下さいね、では失礼します

 

彼女はこう言って交番を後にした

 

彼女が言ったこの最後の一言

 

これだった

私たちが恋愛関係になることができたのはこの一言のおかげだった

 

しかし、この時の私はまだそんなことに気が付かず
営業されちゃったなー、社交辞令かなー

くらいにしか思ってなかった

 

この一言がすべての始まりになったのに

 

でも社交辞令だとしても、あぁ言ってくれたし、せっかくだから今年の母の日のプレゼントを見に行ってみるか、彼女にまた会える口実にもなるし

と思い、次の非番日に彼女が働いているアニエスベーに、今度は警察官としてではなく、母の日のプレゼントを探しに来た客として行ってみることにした

 

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前回の記事は↓こちら↓

 

デパートから交番に戻って来て

後輩が代書した被害届を確認していたところ、誤字脱字があったことに気がつきました

被害届は被害者が記載する書類であり、訂正する場合は被害者の押印が必要になります

警察官だけで訂正はできません

被害者に連絡して、被害届に印をしてもらわなければなりません。

被害者によっては中々連絡がつかなったり、会える時間がなかったりと、けっこう面倒な時もあります

 

いつもなら「被害届の訂正かー、めんどうだな」と思うけど、この時は「これであのかわいい人にもう一度会える。後輩は立派に成長してるな」

 

さっそくあの人に連絡を

いつもなら代書した後輩に電話させるけど、今回はさせるものか

 

あのかわいい声を受話器でも聞きたい

店に電話すると

「今度の勤務の日に仕事が終わったら交番に寄りますよー」

 

こっちのミスなのに快く承諾してくれた

やっぱり声もかわいい

高めの声で、やわらかい話し方

電話越しにもなんだかいい香りがしてきそう

殺伐とした仕事ばかりの交番勤務で、トロけそうな時間をもらえた

次の勤務日が楽しみなんて、交番勤務になって初めてだ

 

3日後の私たちの当番の日

20時まで仕事だから、そのあと交番に来ると言っていた彼女

私は朝からずっと楽しみにまっていた

交番長の警部補にも、20時過ぎに被害者が来るからその時間帯はどんな事件事故が入っても私は行けません、と手配済みだ

交番の前で強盗があったとしては私はいかない

 

20時になった

彼女は退勤しただろうか

デパートから交番までは徒歩で5分

10分以内には来るだろう

今のうちにもう一度鏡を見ておこう

制服のネクタイよし

顔に何もついてない

無線機がボロボロでかっこ悪いなー

制帽はかぶった方がいいかな、一番かっこよく見える角度を見つけよう

そんなことをしていたらあっという間に10分が経った。

 

彼女はやはり10分過ぎに交番にやってきた

私は交番の外をずっと見ていたので、彼女が交番に入ってくる前からわかっていた

そのくせ、彼女が交番に入って来てから気が付いたかのように

「あ、この前の店長さんですよね、すみませんこちらのミスで来てもらってしまって」

すると彼女は

「いえいえ全然大丈夫です。職場から歩いて5分ですから」

とかっわいい笑顔で言ってくれた

かわいいだけじゃなくて、優しいんだな、この前初めて会った時もかわいいと思ったけど、こうして2回目もめっちゃかわいいな、細いなー

と思いながら、表情や言動は真面目な交番警察官を装う

 

被害届を代書したのは後輩だが、対応はもちろん私がする

これでまたミスがあったら被害者に失礼すぎるから、という名目で

 

後輩には15分前に通報のあった物損事故に行かせて追っ払っておいた

「自分もあの美人店長に会いたかったです」

と言っていた。

 

被害届の訂正自体は5秒で終わる

あらかじめ訂正を記載しておいた箇所に彼女に押印してもらうだけだ

 

 

精一杯時間をかけて引き伸ばそうとぐずぐずやったが、どうやっても1分程度で終わってしまった。

あー終わってしまった

これでこの人と会う機会はもうないだろう

どんなに好みの女性であっても、被害者と警察官である以上、被害届で聞いた連絡先を私的な要件で使ったりすることは絶対にしてはいけない。

 

「ありがとうございました、これで訂正できました」と言うと

「あ、もうこれでいいんですね」と言った彼女

 

おそらく次に出てくる言葉は

「ではよろしくお願いします、失礼します」と言って帰っていくのだろう

と思っていた

 

しかし、この後彼女から「あの実は・・・」と予想外の言葉が出て来て、さらに10分以上交番で話すことになった

その会話の最後の最後に、私たちが付き合えることになる大切な一言が交わされることになる

 

私が勤務していた交番は大型の駅前の交番

毎日ものすごい数の人が通勤・通学・買い物などで利用する駅のロータリーにある交番でした。

 

デパートやショッピングモールなど大型の商業施設から、居酒屋などの飲食店、風俗街まであるところでした

そのため、毎勤務のように万引きや酔っ払い、ケンカなどの事件事故が発生していました。

 

勤務して2年目の頃、駅前デパートの女性フロアのアニエスベーから万引き被害の通報があり、現場に行くことになりました

私と、警察学校卒業して半年くらいの後輩を連れて2名で行きました

現場は↓こういったいろんなブランド店が立ち並ぶフロアの一角にありました

 

 

「こんにちは、駅前交番です、盗難の通報があって来ました」

と言って入ると

 

「あ、すみません、商品を万引きされたので被害届をお願いします」
と言ってきた女性の店員

 

年齢は私より若く20代前半くらい、背が小さい方で、髪はセミロング

 

そして顔を見た瞬間

うわっ、かわいい、このデパートは万引きで何回も来てるけど、こんなかわいい人初めてだ

と思ったくらいかわいい人でした

 

お目目クリクリで、顔が小さい、体が細くて小さくてかわいい女性でした

しゃべり方や声がまたかわいい。
小柄だけど、ハキハキ話すタイプでした。

ただこの時は、こんなかわいい人と話せて今日の勤務はついてるなーくらいにしか思いませんでした

 

この被害届を受理したらもう会うことはないだろうし、一目見ることができてそれだけ。これまで何件と受けて来た万引き被害の従業員たちと同じはずでした

 

あーかわいいなぁと顔をチラチラ見ながら
私と後輩で被害届の受理と実況見分を実施。

 

女性の名前は「中井千春(仮名)」さんでした。

「ではこれで終わります。事件は刑事課に引き継ぎますので、何か進展などがありましたら刑事課から連絡があります」

 

「ありがとうございました」

 

こうしてこれまで何件と受理して来た万引き事件と何も変わらず、私たちは交番に戻った

 

戻る途中後輩に「きれいな人だったなー」と言うと
後輩も「あれはレベル高いっすね、マジかわいかったっす」

いつも通りならこれ以降彼女に会うことはなかった

 

ただ、あるラッキーなことがあり、この後彼女ともう一度会うことになる

それは後輩のミスが原因なのだが、後から考えるとこの後輩のミスがなければ私たちが付き合うことはなかった。

本当にありがとう後輩、君のミスがなければ私たちは食事したり、ドライブしたり、キスしたり、裸で舐め合ったりすることはなかったよ。

後輩がやってくれたミスとは何か

次回に続きます