パンダ来日

週末から、上野動物園にパンダがやってくると大騒ぎですね。

パンダの見るとあの模様に動き方に、なんだか癒されます。

ただ気になるのが、パンダの繁殖をやたらと騒いでいるところ。

今回のパンダはレンタルだということは知っているし、繁殖が

大変で、稀少な生き物だということも分かっています。

しかし、なんでそんなに狂ったように繁殖熱が上がっている

のでしょうか？

そりゃパンダにだって、恋もしてほしいし、出産子育てもして

いいと思うけれど、それ以上に人間の欲望が見え隠れして

いるような気がしてならないのです。

それはまるで、少子化で自分たちの年金が危ないから、

孫の顔が見たいから、という理由で女性に子供を産めと

強制する年寄りたちのようです。

自分達の欲望を満たすための道具としか見ていないように

感じてしまいました。

また、女の幸せは結婚して子供を育てることだという、

画一的な価値観にも、私は納得できません。

私は、病気（胞状奇胎）で先が見えないのに、舅から「孫は

まだか。昔は３年子なきは去れと言われたんだぞ」と言わ

れたことが、いまだにトラウマです。

そんな自分勝手な人の言うことなんか、真に受けては

いけないと、頭では分かっているのですが。

そしてその出来事が、パンダのニュースを見て憂鬱な

原因にもなっているようです。

もともと私は気にしやすい性格ですしね。

昔、テレビでパンダのお母さんが、産まれた赤ちゃんの

育児放棄をしたシーンを見たことがあります。

人間の都合ではなくて、そのパンダにとって幸せな日本での

生活になってほしいと願っています。

最近のこと

ご無沙汰してしまいました。

最近のことですが、だいぶ落ち着いた毎日です。

ただ、おめでたの話を聞いたり、子供や孫の自慢話を聞くと

言い知れぬほどの苛立ちがあり、そういう人との交流は

できるだけ避けています。

胞状奇胎だった方が、その後妊娠された話はちょっと焦りも

ありますが、でも良かったな。と思えることが多いです。

また、ブログの中で残念な報告があると、私も涙が出るぐらい

悲しく感じています。どんな言葉も慰めにはならないだろうと

思い、何も言えずにいます。

mixiでは胞状奇胎コミュニティーのメンバー数が４５０人近くに

なっています。昨年の同じ時期から１５０人増えていて、

現在も闘病している人がたくさんいらっしゃいます。

そんなこと無理かもしれないけれど、この病気（胞状奇胎）が

世の中から無くなってほしい、この病気で悲しむ人が減って

ほしいと願ってしまいます。

経過観察が終わった最近は、病気についてのネタが無いので

これまでのことを振り返りまとめて、困った人対策とか、病院の

小ネタについて書いてみようかと思っています。

久々の受診

手術から1年経ち、子供もできないことからとりあえず病院に行ってきました。

部屋に入ったら、先生がカルテを読んでいて、前回別の先生に相談した「出産怖い話だな」と思ったら恥ずかしかったです。そして、先生お久しぶりですって気分でした。

かなり分厚くなった基礎体温を見ている先生に、子供は作ってもいいのでしょうかと聞いたら、「基礎体温が順調で1年経ったらいいですよ」とあっさり言われました。前回の先生のあのもったいぶった言いようはなんだったろうかと思いました。

それなら話は早いと思い、子供がまだできないんです（注：一年避妊にしては計算合わないけど）、筋腫もありますしと言ったら、基礎体温を見て、数日前のタイミングが良かったのを確認した後、黄体ホルモンを注射すると着床しやすくなりますけど、どうしますかと聞かれました。もちろん「お願いします」と言って、診察はおしまい。

待合室で筋腫はどうなったのかしらと思いながら、気がつけば初めてのホルモン治療でした。

全く予定外の治療でしたが、いつになく希望が持ててお尻の痛さがどこかに行くほど幸せな気分になりました。

幸せな気分もつかの間、基礎体温は下がってきてリセットの予感です。

1年

病気になって一年が経ちました。

ますは無事に過ごせていることを、ありがたく思わなければいけないなと思います。

しかし、まだ子供がいないことに対して、かなりストレスを感じています。

私はどうしても子供がほしいというタイプではないので、ストレスの原因は周りのプレッシャー（特に舅）のためだと思います。それから流産と病気（胞状奇胎）がトラウマで、ちょっとしたきっかけでよく再体験をしてしまい辛いです。一時よりはだいぶ良くなりましたが。

夫には泣くたびに「精神科に言ったら」と言われます。病院では夫から舅に話してもらう（と舅は治まる）というアドバイスだったので、夫が舅を止められないのがそもそも問題です。私が繰り返して思い出すのも問題ですが。

本当に命は人にはどうにもできないなと思います。気長に待つしかないと頭では分かっているのですが、それもなかなか難しい。ただベビ待ち中でも、生理がくるたびにうれしいです。病気が再発していないことが分かるので、この病気特有の現象ですね。

今、病気と戦っている方、ベビ待ちされている方が穏やかに毎日が過ごせますように願っています。

月日は過ぎ去り

1年前の今頃は、予定より1週間も遅れた排卵で、予想しない妊娠をしていた頃です。

振り返ればあっという間の1年ですが、当時（特に半年の経過観察を終えるまで）は本当に辛かったですね。

この病気になり、たくさんのブログやホームページを読みました。

最初の頃は、読むたびに憂鬱になったことを思いだします。

自分でブログを作り始めてからは、同じ病気の友人が増えました。

その方々との交流は私にとって本当に大きな慰めでした。

特にリアル友人には分かってもらえない辛さを共感できたことは、私の心の回復を大きく助けたと思います。

私は今回の流産と病気（胞状奇胎）で多くのことを学びましたし、強くなりました。

この病気になったことは残念だけれど思慮深くなったし、以前よりも良い母親になれると思います。

そして天国に戻ったベビは、また私のお腹にやってきてくれると信じています。

最近は本当に元気に、活動的に過ごしています。タイミングは取れてませんが解禁もしています。

命の初めと終わりは人にはどうすることもできない、というのが私の信条ですが、これから長くて2年間は生活を楽しみながらベビを待ちたいと思います。

人それぞれ考えがあるでしょうが、ベビができたときは別にブログを立ち上げようと思います。

このブログはこれからも同じ病気の方に読んでもらえたらうれしいです。

もちろんこれでおしまいというわけではなく、時々更新しますよ。

連絡を取った方はもちろん、読んでくださったすべての方に感謝して。