いやー
またもやベインキャピタルは綺麗なエグジットを決めましたね!
サンタさんからの1000億円の贈り物です。
ベインキャピタルは、アメリカに拠点を置くPEファンドで、
アメリカでは、トイザらスやNXPセミコンダクターズなどを買収しています。
分かる限りのIRRは、
1995年のファンドは49%
1998年のファンドは14%
2000年のファンドは20%
2004年のファンドは12%
2006年のファンドは6%
です。
ファンドサイズは、トータルで750億ドルを超えているそうです。
とりあえず、日本における最近の案件
2006年 MEIコンラックス(アドバンテッジと共同で、500億円超でMBO買収)
2007年 サンテレホン(日本産業パートナーズと共同で、355億円超でTOB買収)←ダルトンに襲われてたみたいです
2008年 D&M Holdings(RHJから480億円でTOB買収)
2009年 ベルシステム24(シティグループ・キャピタル・パートナーズから1200億超で買収、2014年に伊藤忠商事に持分の半分を売却)
2010年 ドミノピザジャパン(60億円で買収)
2011年 すかいらーく(野村プリンシパル・ファイナンスから2600億円で買収、日本産業パートナーズも資本入れてます)
2012年 ジュピターショップチャンネル(住友商事から1000億円で買収)
2014年 マクロミル(513億円でTOB買収)
2015年 大江戸温泉物語(キョウデンから500億円で買収)、雪国まいたけ(95億円でTOB買収)、日本風力開発(97億円でTOB買収)
エグジット
2006年 MEIコンラックス売却
2012年 サンテレホン売却
2013年 ドミノピザジャパン売却(180億円)
2014年 すかいらーくIPO
2015年 ベルシステム24IPO、ジュピターショップチャンネル売却(1000億円)
最近、活発化してきましたね。
にしても、意外と共同買収とかしてたんですね。
あと、商社との相性がいいのかなとか思ってみたり。
ってか日本産業パートナーズってみずほ証券が株主なのは知ってたんですが、ベイン&カンパニーとNTTデータもそうなんですね…
あとファンドサイズも、83億、300億、600億と比較的大きい。
次にチームメンバーについて。
いやーやっぱりベインキャピタルってキラキラですね経歴が…
一応ベイン&カンパニーのメンバーだった方々が独立してつくられた会社だと思ってたのですが、
チームを見ていると、結構BCG出身の方が多いなってイメージで、
その次ぐらいにマッキンゼーの方がいるイメージ。
あと、リップルウッド出身の方も結構いるなって思いました。
これってキーポイントだったりするのかもしれませんね。笑
最後に、華麗なるエグジットについて若干ご説明を。
まず、すかいらーく。
2006年に、野村プリンシパルファイナンスが1000億円、CVCが600億円、シンジケートローン2200億円でMBO買収されました。当時のEV/EBITDAは、9.5倍と結構高かったと。
2008年に、500億円を追加で野村プリンシパルファイナンスが出資しています。
2011年に、2600億円でベインキャピタルが買収しました。
2013年に、資本金を475億円あったものを1億円に減資、それをその他資本剰余金に振り替え、そのうち277億円をベインキャピタルに配当しています。
そして上場。688億円分を売却し、その他アドバイザリーサービス報酬として24億円、上場成功報酬として40億円をベインキャピタルは受け取っています。
また、定期報酬として年間7億円を2021年まだ支払います。
ちなみに今の時価総額は、3000億円ちょっとなので、上場時から20%ほど上昇しています。
有利子負債は、1493億円です。
次に、ベルシステム24。
2004年に、CSKの資本が入っていたのを日興プリンシパル・インベストメント(現シティグループ・キャピタル・パートナーズ)が2400億円でMBO買収しました。
2009年に、ベインキャピタルが、1200億円で買収しました。
この時、シティグループ・キャピタル・パートナーズは、200億円の配当をベルシステム24から受けています。またFAは、ベイン側に長島大野常松法律事務所、プライスウォーターハウス、UBS証券、日興コーディアル証券、みずほ証券、モルガン・スタンレー証券で、シティ側にシティーグループ、ゴールドマン・サックス証券が付いています。
2014年に、ベルシステムから825億円の配当と、ベルシステムに出資しているファンドの490億円の増資を伊藤忠とともに受けます。この時、50.1%がベインなので245億円を出資しており、実質580億円を回収しています。
そして上場。396億円分を売却し、2019年まで年間1.5億円をベインキャピタルに、また、2019年まで年間1.5億円を伊藤忠商事に対してマネジメント契約を結んでいます。
詳しくは、以下のブログをご参考ください。
http://ameblo.jp/heuko/entry-12104892069.html
ちなみに、今の時価総額は、850億円ちょっとなので、上場時から22%近く下落しています。
有利子負債は、807億円です。
いやー
ファイナンスの所が難しすぎる…
でも面白かったー
ってか、契約ってw
一人で笑ってました笑
あと、その他資本剰余金に振り替えて配当ってw
すごいファンドだ…
にしても野村プリンシパルも日興プリンシパルも買収下手くそすぎないか?
参照
田中博文 すかいらーく再上場 / MBOの成功とは何をさすのか? http://www.huffingtonpost.jp/hirofumi-tanaka/skylark_b_5746132.html
ベルシステム24の再上場 ~ ベインの投資ストラクチャー変遷と伊藤忠の投資採算
http://ameblo.jp/heuko/entry-12104892069.html
またもやベインキャピタルは綺麗なエグジットを決めましたね!
サンタさんからの1000億円の贈り物です。
ベインキャピタルは、アメリカに拠点を置くPEファンドで、
アメリカでは、トイザらスやNXPセミコンダクターズなどを買収しています。
分かる限りのIRRは、
1995年のファンドは49%
1998年のファンドは14%
2000年のファンドは20%
2004年のファンドは12%
2006年のファンドは6%
です。
ファンドサイズは、トータルで750億ドルを超えているそうです。
とりあえず、日本における最近の案件
2006年 MEIコンラックス(アドバンテッジと共同で、500億円超でMBO買収)
2007年 サンテレホン(日本産業パートナーズと共同で、355億円超でTOB買収)←ダルトンに襲われてたみたいです
2008年 D&M Holdings(RHJから480億円でTOB買収)
2009年 ベルシステム24(シティグループ・キャピタル・パートナーズから1200億超で買収、2014年に伊藤忠商事に持分の半分を売却)
2010年 ドミノピザジャパン(60億円で買収)
2011年 すかいらーく(野村プリンシパル・ファイナンスから2600億円で買収、日本産業パートナーズも資本入れてます)
2012年 ジュピターショップチャンネル(住友商事から1000億円で買収)
2014年 マクロミル(513億円でTOB買収)
2015年 大江戸温泉物語(キョウデンから500億円で買収)、雪国まいたけ(95億円でTOB買収)、日本風力開発(97億円でTOB買収)
エグジット
2006年 MEIコンラックス売却
2012年 サンテレホン売却
2013年 ドミノピザジャパン売却(180億円)
2014年 すかいらーくIPO
2015年 ベルシステム24IPO、ジュピターショップチャンネル売却(1000億円)
最近、活発化してきましたね。
にしても、意外と共同買収とかしてたんですね。
あと、商社との相性がいいのかなとか思ってみたり。
ってか日本産業パートナーズってみずほ証券が株主なのは知ってたんですが、ベイン&カンパニーとNTTデータもそうなんですね…
あとファンドサイズも、83億、300億、600億と比較的大きい。
次にチームメンバーについて。
いやーやっぱりベインキャピタルってキラキラですね経歴が…
一応ベイン&カンパニーのメンバーだった方々が独立してつくられた会社だと思ってたのですが、
チームを見ていると、結構BCG出身の方が多いなってイメージで、
その次ぐらいにマッキンゼーの方がいるイメージ。
あと、リップルウッド出身の方も結構いるなって思いました。
これってキーポイントだったりするのかもしれませんね。笑
最後に、華麗なるエグジットについて若干ご説明を。
まず、すかいらーく。
2006年に、野村プリンシパルファイナンスが1000億円、CVCが600億円、シンジケートローン2200億円でMBO買収されました。当時のEV/EBITDAは、9.5倍と結構高かったと。
2008年に、500億円を追加で野村プリンシパルファイナンスが出資しています。
2011年に、2600億円でベインキャピタルが買収しました。
2013年に、資本金を475億円あったものを1億円に減資、それをその他資本剰余金に振り替え、そのうち277億円をベインキャピタルに配当しています。
そして上場。688億円分を売却し、その他アドバイザリーサービス報酬として24億円、上場成功報酬として40億円をベインキャピタルは受け取っています。
また、定期報酬として年間7億円を2021年まだ支払います。
ちなみに今の時価総額は、3000億円ちょっとなので、上場時から20%ほど上昇しています。
有利子負債は、1493億円です。
次に、ベルシステム24。
2004年に、CSKの資本が入っていたのを日興プリンシパル・インベストメント(現シティグループ・キャピタル・パートナーズ)が2400億円でMBO買収しました。
2009年に、ベインキャピタルが、1200億円で買収しました。
この時、シティグループ・キャピタル・パートナーズは、200億円の配当をベルシステム24から受けています。またFAは、ベイン側に長島大野常松法律事務所、プライスウォーターハウス、UBS証券、日興コーディアル証券、みずほ証券、モルガン・スタンレー証券で、シティ側にシティーグループ、ゴールドマン・サックス証券が付いています。
2014年に、ベルシステムから825億円の配当と、ベルシステムに出資しているファンドの490億円の増資を伊藤忠とともに受けます。この時、50.1%がベインなので245億円を出資しており、実質580億円を回収しています。
そして上場。396億円分を売却し、2019年まで年間1.5億円をベインキャピタルに、また、2019年まで年間1.5億円を伊藤忠商事に対してマネジメント契約を結んでいます。
詳しくは、以下のブログをご参考ください。
http://ameblo.jp/heuko/entry-12104892069.html
ちなみに、今の時価総額は、850億円ちょっとなので、上場時から22%近く下落しています。
有利子負債は、807億円です。
いやー
ファイナンスの所が難しすぎる…
でも面白かったー
ってか、契約ってw
一人で笑ってました笑
あと、その他資本剰余金に振り替えて配当ってw
すごいファンドだ…
にしても野村プリンシパルも日興プリンシパルも買収下手くそすぎないか?
参照
田中博文 すかいらーく再上場 / MBOの成功とは何をさすのか? http://www.huffingtonpost.jp/hirofumi-tanaka/skylark_b_5746132.html
ベルシステム24の再上場 ~ ベインの投資ストラクチャー変遷と伊藤忠の投資採算
http://ameblo.jp/heuko/entry-12104892069.html