森トラストと森ビルの違い。
似てるようで全く違う経営を行っています(外から見ている限りは笑)

元々森トラストは、森ビルの子会社だったわけですが、兄弟喧嘩によって分裂しました。

端的に違いを書くと、長期で町全体の再開発を行うのが森ビル。マンションやオフィス、リゾートの運営などを行うのが森トラストで、規模拡大に意欲的。つまり、経営方法すね笑
その結果、資金調達の方法が全く違う。

この資金調達方法の違いが大きいのです。
なぜか?
不動産というのは、金がかかるんです。
土地の調達、地上げによる拡大、建設費…
だから、他の業界に比べて負債比率が突出しているし、財閥系、バックあると、バカ強い。
三菱地所、三井物産、東急不動産、野村不動産…
また、上場している企業も多いし、したがる。

もちろん、森ビルも森トラストも財閥系でもないし、バックもないし、上場もしていない…
でも森トラストは、規模を一気に拡大しています。

特に規模拡大しているのがホテルとマンション。
ホテルでは、森トラストは「コンラッド東京」「ウェスティンホテル仙台」「東京マリオットホテル」「シャングリ・ラ ホテル 東京」など特定のホテルチェーンに依存せず、相次いで開業しています。
マンションでも、マンション会社にも相次いで出資しています。

これらの資金は、すぐに自社で運営する森トラスト総合リートに積極的に不動産を売却することで調達しています。

その一方、森ビルは、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズなどを運営しているわけですが、これらは、何年もかかる再開発です。
ですが、財閥系でもないし、上場もしていない森ビルは長い間、負債に頼りきっており、その額は、2500億円の売上で1兆2000億円の負債、4000億円以上の土地を抱えています。
んまぁ森トラストも約1000億円の売上で6500億円の負債、4000億以上の土地を抱えていますが…

なんか伝えたいことがわからなくなってしまいましたが、僕的には、リートに不動産を売却して身軽の森トラストは、規模拡大している一方、莫大な負債を抱える森ビルというものを書きたかった…笑

とりあえず森トラストは、特定の場所にとらわれず、規模拡大中です。
森ビルは、虎の門や六本木を中心とした再開発に爆走中です。