三菱重工と日立製作所が合併するとの報道がありました…
久しぶりにビビっとくるニュースですね笑
それにしても意外でした…

三菱財閥の雄である三菱重工と、みずほ系でもありUFJ系でもある日立製作所が合併…
2社は否定していますが、合併したら、売上高12兆円の世界最大のインフラ企業が誕生するらしいです。

合併する利点は、世界最大のインフラ企業であるとともに、重複部門がかなりあるので、リストラ効果がデカい。
例えば、既に日立製作所と三菱重工、三菱電機で水力発電の合弁を作っている。
他にも、エアコンや防衛機器、
また、日立製作所は情報分野に強く、三菱重工は発電が、風力から原子力までオールジャンル揃えていて、、これから急速に広がっていくであろうスマートグリットて無敵を誇るであろう。
また、嫌みにも2社共に官僚的企業苦笑

しかし、たぶん上手くはいかないと思う…
まず最初に合併比率がたぶんあわない…
売上高はあんまり関係ないけど、日立製作所は9.4兆円、三菱重工は3兆円。
時価総額でも日立製作所が2.1兆円に対し、三菱重工は1.2兆円で、三菱が他社に吸われる合併を容認するわけがなく、三菱は今まで、大半の合併で自分より大きい企業を合併しても、合併後の取締役会では、大半を三菱にして、その後三菱が全てを握ってきた。
例えば、日本郵船と共同運輸の合併だったり、三菱銀行と第十五銀行の合併だったり…
でもそれは、戦前で、今では考えられない。
でももし、三菱重工が主導権を握れば、日立製作所は飛躍的な発展を遂げると思う。
なぜなら、三菱は無駄なことは嫌うタイプ。
例えば三菱電機は選択と集中によって売上高こそ東芝や日立製作所には負けているが、利益や時価総額では追随を許さない。
だから、もし三菱重工が合併後の主導権を握れれば、一気に選択と集中を進めるであろう。
幸い、日立製作所には様々な業種の子会社を持っていて、例えば、物流を担う日立物流、金融の日立キャピタル、建機の日立建機、鉄鋼の日立金属、化学の日立化成工業などがあり、これらの株を売却すれば、新たに社会インフラに対する投資も増やせる。
しかし、日立の子会社には、莫大な利益を生んでいる会社もあるため、みき分けなければなりません。

とりあえず…
これがきっかけで大型再編の始まりとなると、うれしいです。