前回の続きです。
画像データの各画素値の総和を総画素数で割ると、平均階調値が
出てくるという事は既に書きましたが、
以前記載したのと同様に標準偏差も計算する事が出来ます。
つまり、画像データから、平均階調値と標準偏差を計算したとして、
平均階調値は「画像全体の平均的な明るさ」を表しています。
標準偏差は・・・?
画像全体で見た時の、「各画素の階調値のバラつき度合」を
表しています。
低コントラスト画像は、バラつきが小さい、
高コントラスト画像は、バラつきが大きい、と考えられます。
つまり、
低コントラスト画像 ⇒ 平均階調付近にデータが集中している
高コントラスト画像 ⇒ 0~255全体(あるいはそれに近い)にデータが
バラついている
という事です。
画像の特徴量として、平均値、標準偏差を出した時の、実画像に対する
意味合いは分かってもらえたでしょうか。
こういった事が画像特徴量を考えていく上での基本になります。
次回は、画像の二値化について書いていきたいと思います。