ゴールデンウィーク後半の4日に差し掛かる前、高田郁さんの時代小説、『銀二貫』を借りまして、あまりの面白さに一気読みいたしました
実はこの『銀二貫』に出合ったのは、かれこれ10年以上も前。
わたしがまだ謙虚に学ぶ姿勢が旺盛だったころ、ある学びの場で、自分が気に入った本の紹介をし、聞いた人たちが読みたくなるほどのプレゼンができたら、塾生がその場で買って帰るというアウトプットの鍛錬の場がありました。
同じ塾生である本屋さんから、少し安いお値段で仕入れ、売れた利益は運営費に回せる面白い仕組みでした。
その代わり売れ残ったら自腹を切らなければならないので皆必死
わたしは確かその時、浅田次郎さんの『天切り松闇語り』それも何を血迷ったか、全4巻を準備した記憶がありまして
緊張のあまりプレゼンはボロボロだったにもかかわらず、心優しい塾生の皆に甘やかされ売り切った、恥ずかしい過去が蘇ります。(思い出すたび赤面)
その時に手に入れた『銀二貫』は、なんとも罰当たりなことに、ずっとわたしの家の書棚に飾られ、いわゆる積読状態でありました
さらには引っ越しの時に、持っていた本を全て処分したので結局読まずじまい
せめて読んでいない数冊だけは救い出すべきだったぁ。
読んだ本の中にも手放さなければよかったという名書も結構あったなぁ。
まぁでも、こうやってまた巡り合ってこのタイミングで読めたことは、やっぱり縁があったんでしょうな
また時代小説の魅力に取り憑かれそうです
あら、読後感想全くなく終わりました