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竹仲法順の連載小説道場

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こんにちは。皆様、いかがお過ごしでしょうか?竹仲法順です。

 

『歌舞伎町での苦労話』、今日は第199話をお届けいたします。

 

それでは、ごゆっくりお楽しみくださいませ。

     199

 午前10時32分。トイレに立った。実際、俺たちも仕事中など、ろくに用を足せないことがある。難しい事情があった。歌舞伎町にいれば、その色に染まる。ホストも、いろんなことを抱え込んでいた。厄介なことなど、溢れ返っているのだし……。

 午前10時39分。用を足して、テーブルに戻ってくる。もちろん、思うことはたくさんあった。キリがないほど、いろんなことが続くのだ。いつの間にか、慣れてしまっていた。いいのである。慣れないことは、慣らしていけばいい。そういったことが、分かっていた。

 午前11時1分。食事に、海鮮ピラフを一皿頼んだ。コーヒーを追加でもう一杯頼み、テーブルで読書を続ける。実際、普段からいろいろあった。新宿など、いろんな人間がいる。悩みや葛藤など、尽きない。それに、俺たちが、始末して回ることはたくさんある。

 午前11時26分。食事とコーヒーが届いた。食べながら、ゆっくりする。店内は、人があまりいない。流行ってない店だった。この街にはコーヒー店など、無数にある。別にここで飲まないといけないというわけじゃない。それに、大して気にしてない。どこで口にしようが、味わいなど、差して変わらない。そう気にしてなかった。

 午前11時53分。食事を取り終えて、一息つく。食べることは、しっかりやっていた。食事を取らないと、持たない。夏の暑い時など、特にそうだ。今も、地獄とまではいかないが、絶えず暑気が照り付ける。仕事をしていても、楽じゃない季節だ。現に、エアコンでクーラー病になって、苦しいのだし……。(以下次号)

 

こんばんは。皆様、いかがお過ごしでしょうか?竹仲法順です。

 

『歌舞伎町での苦労話』、今日は第198話をお届けいたします。

 

それでは、ごゆっくりお楽しみくださいませ。

     198

 午前9時32分。椅子に座り、ゆっくりし始める。実際、日頃から、きついことは続くのだった。別に気にしてない。そんなものなのだ。この街での実態など。終わらない苦しみがある。いつも疲れていた。もちろん、いろんなことを受け入れる。歌舞伎町と言っても、込み入ったところは地獄だ。緊張感が絶えない。思う。難しいと。

 午前9時45分。スマホを開き、電子書籍を読み始めた。仕事前だから、読書がいい。いろいろあっても、平常心を養うのに、本を使う。いつもそうだった。別に、紙の書籍じゃないというだけで……。実際、心の持っていき方は難しい。普段から、いろんな苦を味わうのだ。実際、仕事となると、地獄である。もちろん、葛藤など、尽きない。それに、いろいろあった。

 午前10時1分。端末を置き、一息つく。コーヒーを一口飲んだ。夏は、冷たい飲み物がいい。胃腸などに、負荷が掛かるにしても……。それに、いつもいろんな思いがあるのだ。別に、そういった感情など、収まらない。

 午前10時5分。またスマホを手に取って、読み始める。終わらないことばかりだった。苦など、いろいろ味わうのだ。ある意味、難しいことだらけである。いつも思う。こういったことは尽きないと。

 午前10時11分。目が疲れる。じっと見ていると、ドライアイになるのだ。店内を軽く見渡して、ゆっくりする。実際、いろいろあった。それに、一日が始まると、暇がない。思う。街の力学など、尽きることはないと。張り切って、一日を送る。もちろん、簡単なことなど、一つたりともないのだが……。(以下次号)

 

こんばんは。皆様、いかがお過ごしでしょうか?竹仲法順です。

 

『歌舞伎町での苦労話』、今日は第197話をお届けいたします。

 

それでは、ごゆっくりお楽しみくださいませ。

     197

 午前9時12分。新宿駅の地下鉄乗り場前に着く。貴子は改札へと行き、

「今夜もお店に来るから。じゃあまたね」

 と言った。

「ああ。仕事頑張れよ」

 俺も言葉少なに言う。確かに、朝はいろんなことがあって、街は動き続けていた。新宿は大都会だ。普通にきついことがたくさんある。もちろん、ホスト業など、柵ばかりだった。尽きない苦しみがあるのだ。別に人など、そんなものを抱え込んで、やっている。容赦なく、何もかもが訪れる。当たり前に、いろんなことがあった。思うことも多い。

 考えるのだ。始終ずっと。頭が痛いことがある。それに、地獄のような状態もあった。普段から、こういったことは尽きない。また、それがあって、俺たちは動くのだ。別に人間、何もないことはない。俺だって、暇なく働き続ける。現実的に、悩みや葛藤など、次から次に訪れてくるのだ。一々気にしていたら、始まらない。

 午前9時14分。彼女が改札を抜けて、駅ホームに行ったので、俺も引き返して、街へと向かった。これからカフェで読書だ。朝食をしっかり取っているから、頭は回る。いつも感じるのは、この街での矛盾である。実際、いろんなことがあった。特に、仕事中など、そういったことは度重なる。でも、いいのだ。人はいろいろあって、生きていく。苦しみも、きっと前へ行くエネルギーになる。

 午前9時24分。いつものカフェに着き、カウンターでアイスコーヒーを一杯頼む。冷たい飲み物は、暑い時にいい。もちろん、コーヒーなど、どこでも飲める。拘りはなかった。喉を通ってしまえば、同じである。多少、高く付くか、安くて済むかの違いだけで……。

 午前9時28分。コーヒーを持って、二階席へ行く。いろいろあっても、焦らない。着実に進む。人間として、当たり前のことなのだけれど……。(以下次号)

こんにちは。皆様、いかがお過ごしでしょうか?竹仲法順です。

 

『歌舞伎町での苦労話』、今日は第196話をお届けいたします。

 

それでは、ごゆっくりお楽しみくださいませ。

     196

 午前8時26分。食事が届いた。幾分、疲れはある。朝はだるい。新宿の街など、いろんなことに溢れているのだ。実際、悩みや葛藤など、尽きない。仕事をしていても、終わりはないのだ。思う。難しいと。それに、現実的に、俺たちの業務など、日常化している。

 午前8時34分。コーヒーを口にしながら、食事を食べる。フィレオフィッシュは、脂が乗っていて、美味しい。毎日のように食べていても、飽きは来ない。別に食事など、適当なのだが、なるだけ美味しいものを食べる。仕事をしているから、常に空腹を覚えていた。

 午前8時46分。食べ終えて、トレイを片付け、歩き出す。辺りは、地獄のような暑さだ。夏が始まっているから、酷暑が続く。5月は、暑い時季だ。天候も変動する。思う。疲れると。実際、肉体は疲労しきっていた。この街は、いろんなことで縛られている。住人として、そう思っていた。でも、仕方ない。街にいる以上、そういったことは受け入れる。当たり前にあることとして……。

 午前8時56分。店を出た。辺りは、熱ばかりだ。いつも、苦痛はある。普段ヤバい仕事をしているから、いくらだって、見張られていた。もちろん、そういった連中というのは、捜査のためなら、何でもする。別に、歌舞伎町じゃなくても、日常的にあることだ。日本中の繁華街に、悪が蔓延っている。闇社会など、そういった場所だ。そういったことを、気にしてなかった。新宿など、その手の事件やトラブルが絶えない。当たり前にあることとして、受け入れている。それに、目先の不幸など、長く続かない。いずれまた、幸福が訪れる。そう思って、毎日を送っていた。実際、人間、いろんなことがあって、人生がある。一喜一憂しないようにしているのだ。別に、苦など、延々続くわけじゃない。オヤジのことがあって、十分身に染みていた。失敗など、一回でいい。人間、一度しくじれば、分かるようになっているのだ。俺のやっている仕事だって、苦労が絶えないことなのだし……。(以下次号)