『歌舞伎町での苦労話』第198話 | 竹仲法順の連載小説道場

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こんばんは。皆様、いかがお過ごしでしょうか?竹仲法順です。

 

『歌舞伎町での苦労話』、今日は第198話をお届けいたします。

 

それでは、ごゆっくりお楽しみくださいませ。

     198

 午前9時32分。椅子に座り、ゆっくりし始める。実際、日頃から、きついことは続くのだった。別に気にしてない。そんなものなのだ。この街での実態など。終わらない苦しみがある。いつも疲れていた。もちろん、いろんなことを受け入れる。歌舞伎町と言っても、込み入ったところは地獄だ。緊張感が絶えない。思う。難しいと。

 午前9時45分。スマホを開き、電子書籍を読み始めた。仕事前だから、読書がいい。いろいろあっても、平常心を養うのに、本を使う。いつもそうだった。別に、紙の書籍じゃないというだけで……。実際、心の持っていき方は難しい。普段から、いろんな苦を味わうのだ。実際、仕事となると、地獄である。もちろん、葛藤など、尽きない。それに、いろいろあった。

 午前10時1分。端末を置き、一息つく。コーヒーを一口飲んだ。夏は、冷たい飲み物がいい。胃腸などに、負荷が掛かるにしても……。それに、いつもいろんな思いがあるのだ。別に、そういった感情など、収まらない。

 午前10時5分。またスマホを手に取って、読み始める。終わらないことばかりだった。苦など、いろいろ味わうのだ。ある意味、難しいことだらけである。いつも思う。こういったことは尽きないと。

 午前10時11分。目が疲れる。じっと見ていると、ドライアイになるのだ。店内を軽く見渡して、ゆっくりする。実際、いろいろあった。それに、一日が始まると、暇がない。思う。街の力学など、尽きることはないと。張り切って、一日を送る。もちろん、簡単なことなど、一つたりともないのだが……。(以下次号)