今日の朝刊に、珍しい記事が載っていた。

冬の連続ドラマ座談会

 

視聴率と期待度?を一覧にした表が貼ってあった。

 

 

5名の放送担当記者(おそらく、この新聞社関係の人)のイチオシドラマ、次点、ダークホース(展開次第では今後楽しみ?)と評価がしてある。

 

全部で13のドラマのうち、視聴率で言うと、

  1位 鎌倉殿の13人   17.3%

  2位 DCU         16.8%

  3位 ミステリと言う勿れ 13.6%

 

とある。

 

座談会と言うだけあって、記者が見どころ等を語っているが、やはり視聴率の高いものから語り始めていた。

 

参考までに、記事になっていた部分のさわりだけ紹介すると、

 

A記者  何と言っても大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。三谷幸喜の脚本は、重厚なのに、笑いもあって期待を裏切らない。

 

B記者  源平合戦の鎌倉幕府は血みどろの政争の連続。皆がどんな最後を迎えるのかわくわくしながら(?)見届けたい。

 

C記者  海上保安庁の潜水捜査を描く「DCU」も話題。国際共同制作というけれど、どこにハリウッドの大作感が?

   注:ハリウッドの大手制作プロダクションとの共同制作と言う触れ込みらしい。

 

D記者  テンポ!1話の最後で人間関係がひっくり返る怒濤の展開の前では、謎解きも人間関係もやたらひっぱる国産ドラマがかったるく感じる。

 

E記者  妙に込み入った事件や警察との縄張り争いは、ベタな日本の刑事ドラマみたいだけど・・・。

 

 

そして、2ターンめに

 

C記者  大学生が事件を推理しながら、ジェンダーなどさまざまな問題を語り、登場人物の価値観を揺さぶる「ミステリと言う勿れ」。主演の菅田将暉のひょうひょうとした演技に引きつけられる。

 

B記者  映像のこだわりは買うけれど説教臭いな。

 

A記者  病を抱える少女とヒットから遠ざかったミュージシャンの「ファイトソング」も票を集めた。

 

このあたりまでは、「なるほど。視聴率に見合った評価の仕方をしているのだな」と思って読んでいたが、、、

 

 

その後、記者たちの身勝手な感想?が目に付くようになっていく。

 

「妻小学生になる」は、子役が妻役の石田ゆり子に重ならず入り込めなかった・・・だの

「となりのチカラ」は、松本潤がキラキラ感をどこまで消せるかに注目する・・・とか

「ドクターホワイト」はむちゃすぎ。ツッコミながら見るべし。

黒木華の「ゴシップ」は、辛気くさくてイマイチ。

 

などと、好き勝手な事を述べ合っていた。

A記者とかB記者とか、本名を語らず、顔出しもないので、思わず本音が出てしまったのかも知れないが、返って、そう言う見方もあるのかと妙に納得もしてしまった。

 

ただ、視聴率とドラマの面白さは比例するものではなく、見る側の主観や出演者の好き嫌いにも左右されるものである。

しかも、ここで言う視聴率は、初回の視聴率であって、その後、その視聴率がどのように推移していくのかも、面白いのかどうかが違ってくるのだろう。

 

 

 

私はと言えば、この座談会の記事には関係なしに、この中で、ベスト3をあげるとすれば、

 

1 ミステリと言う勿れ・・・話が難し過ぎて、逆に興味が沸いてくる。そして、伊藤さんが演じる新米刑事がどのよう成長していくのかが興味津々。

 

2 ドクターホワイト・・・  白夜がなぜ医学的知識以外の記憶喪失?なのか、瀧本さんの兄は何故行方不明で白夜との関係は??

   

3 愛しき嘘・・・  何故?誰が犯人?過去に何があったの? 波瑠さんが可愛い!!

 

と言うように、放送開始前から変わってない順序のまま、興味は深まってきている。

 

 

座談会でも評判の高かった「鎌倉殿の13人」は、大泉洋さんが出ている時点でもう見る気がしないのは、自分勝手でしかない。

 

「となりのチカラ」は、全然期待してはいなかったが、お節介なチカラくんと、吾輩は猫である感の語り部が面白いと思ってみている。

 

あと、「ファイトソング」は、ストーリーはちょっとではあるが、最近、清原果耶さんが、なんかめちゃくちゃ素敵な女性に見えるので、今度見てみようかなと思っている。

 

と言うような事を書いている私の方が、随分と身勝手な見方をしていることがよく分かる。