おはようございます。

今日は朝からちょっと鉄道ネタを…。

現在、常磐線の土浦・いわき間と水戸線の小山・友部を走行しているE501系交直両用電車は、JRの電車では唯一、走行装置にドイツ・シーメンス社のGTOサイリスタ素子による主変換装置「SIBAS32」(難しい用語でごめんなさい)を採用していて、この装置の特徴は、電車の発車・停車時の磁励音が音階(ファ~ソラシドレミファ~)を奏でるような独特なもので、同じ装置を採用している京浜急行の一部形式の電車と共に、「ドレミファインバータ」、「歌う電車」と呼ばれています。

しかし海外製部品のため、メンテナンスの問題から、JR、京急共に徐々に国内メーカー製部品に交換を始めており、JR唯一の「歌う電車」だったE501系については、10両編成と5両編成が各4本ずつありますが、装置の交換作業が進み、現在「歌える」のは10両編成1本のみ。
それも今月下旬には装置交換のため車両工場に入るという情報を得ました。

そんな貴重な「歌う電車」を昨日、自宅最寄り駅で捕まえることが出来、情報が正しければ、あと数日で聴くことが出来なくなる「歌」をしっかりと記録することが出来ました。(肝心の音をご紹介出来ないのが残念です。)


(JRの「歌う電車」最後の1編成 E501系
Kー702編成)

毎日顔を合わせている電車にもかかわらず、こんな状況になるまで音の記録が出来なかったんですねぇ。
身近な存在ほど、意外とそんなものかも知れませんね。W





(今日の天気:晴れ)



<追記>

JR最初で最後の「歌う電車」 E501系のうち、「歌うことの出来た」 最後の1編成、 Kー702編成が8月29日に機器交換のため、車両工場に入場しました。
これでJRの線路上から、ドレミファ音階を奏でる電車が消滅しました。



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