メトロポリタン歌劇場
ライブビューイング
昨年、ローエングリンから始まり、2年目のMETライブビューイング鑑賞。
今年度最後の演目はプッチーニ『蝶々夫人』
劇場の前で会場を待っていたら、奥様に話しかけられた。
なんでもオトクなチケットを買ったけど、使いきれずチケット買っていなかったらいかが?と。
残念、もう購入済みでした。
山梨の甲府から深夜バスで来られたとの事で、それはそれは敬服いたしました。
メトロポリタン歌劇場で実際に鑑賞されているそうで、そういった方もこのライブビューイングに来られるというのは、この企画は本格的なんだと思います!
蝶々夫人
プッチーニ
いつも通り、ストーリーをしっかり頭に入れる。
登場人物も、歌のパートも、予習しておく。
そうじゃないと、頭が混乱して音楽にのめり込めないので。
日本の長崎を舞台にしたストーリー。
15歳で芸者としてはオバハン扱いの『蝶々』さんが、卑怯者のアメリカ人に見せられた夢のような結婚生活。
アメリカ人が卑怯者、というのではなく、あくまでも役の話ね。
息子役を人形で出演させるって、びっくり!
このライブビューイングは、幕間に出演者のインタビューがあるのが魅力で、それぞれ役に対してどう演じるかを聞いてくれているのが助かります。
役の心情が分かると、その役に情が持てる。
今回、蝶々さんは「最後まで希望を持っている」と聞かされ、それを元に見るとほんとに切なくなってしまう。
音楽についても、マエストロが日本の音だと言って教えてくれたのは、まさしく『ゴジラ』!そうだよ、ゴジラだよこの音楽!って感じ!
衣装は中国人がデザインしているので、日本の話としてはちょい派手すぎる?と思ったけど、オペラだもん!良いと思うー!
主役の女優さんは、これがMETデビューなんですって。
役によって声を変えると言っていた。
技能だね。
オペラって別世界。
また来シーズンも楽しみます!