音楽、というか、音って皆様ご存知ですか?
そら知ってるわな。
音には速度がございまして、離れれば離れるほど、その音は遅れて届きます。
当然ライブ会場などでも、箱が大きくなればなるほど、その遅延は大きくなるんですよね。
イヤモニと呼ばれるものを我々ライブでは付けてたりしますが、あれを付ける理由としましては、自分の音を聞こえやすくするため、というのも勿論あるんですが、大きい会場でやった時に、外の音の反響につられないため、というのも理由の1つなのです( ̄▽ ̄)
業界用語的には「出オト」とか「外オト」なんてよく言いますが、実は音の違いって距離だけではないんですよ。
角度も関係してたりします。
これも知識や経験のある方なら割と知られてる事なんですけどね。
これで起きる面白さと言いますか…まぁこちらが調整しても仕切れない部分だったりしてもどかしくもあるんですが。
ライブ会場の端の方だったりすると、出オトのスピーカーが近かったりしますよね。
後ろの方にまで音を届ける為に調整してるため、爆音だったりします。
もちろん近い人に対する配慮も行ってるんですが、それが故に角度を付けていたり、LRの音量も調整してる訳ですな。
そうすると、角度や位置によって聞こえやすい音とそうでない音が出てきたりするのです。
ギターよりもドラムの方が聞こえやすい、とか。
これはライブだけの話ではなく、舞台、ミュージカルなどでもそうですね。
更に言うと、お客様が入るだけで反響が変わるので、実際の出オトってのは本番までわかりませぬ。
場合によっちゃ本番中にもPAさんはずっと調整してくれてたりします。
座席によって聞こえ方が違ったりするのはこういったちょっとした反響の変化が正体だったりするんですよねぇ( ̄▽ ̄)
なので、例えばまったく同じライブをやったとしても、座席によって聞こえ方、届き方はまったく変わってくる、というお話でございました。
マジで、なんでこの記事書こうと思ったのか、ナゾ。
皆様の豆知識として、お役に立てれば幸いです( ̄▽ ̄)
自分だけではなく、色んな方のライブによく行かれる方、舞台観劇をされる方は、終わった後に少しだけそんな事を踏まえて分析してみてはいかがでしょうか?
また新たな面白さが産まれるかもしれません♪
やまびこの「びこ」って、なんだろうね?