【57億円かけてでも新本庁舎を建設すべき理由】



▷身を切る改革を行って行財政改革!そんな維新がなんでハコモノ建設に賛成するのか。


※長文なので、お時間のある時にお読み下さい。


---------{まとめ}---------
・建て替えにかかる費用は45億円
・分散の場合かかる費用は20億円
・分散の場合は将来100億円以上かけて改修
ゆえに分散に対して、維新は反対!
当地建て替えを進めるべき、という立場です。
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「身を切る改革」を行って「行財政改革!」


そんな維新がなんでハコモノ賛成するの?


そのようなご意見を頂き、このブログで記す事としました。


原山議員にも内容をご確認頂き、同じ想いを持って活動をしている事を最初にお伝えさせて頂きます。




それでは、本題へ。


私たち維新会派が建て替えを推進する理由は何でしょうか。

6/11、「市庁舎建設事業等に関する特別委員会」が行われ、私も委員として参加をしました。


細かく正確な会議録に関しては、後日アップされる以下のHPをご覧頂きたいと思いますが、


トップページ | 橿原市議会会議録検索橿原市議会で行われた会議の内容を検索できる。リンクwww.city.kashihara.nara.dbsr.jp


まずはこちらをご覧ください。

①建て替えによる市のコストは57億円のうち、 #45億円
②分散によるコストは #20億円

えっ?????

②分散 の方がいいんじゃないの?


そう思われるかもしれません。
でも、、、

すでに①建て替え のために執行した予算が6.6億円あります。


そのうち2.3億円はパー。(発言No.45)

閲覧 | 単文表示 | 橿原市議会会議録検索リンクwww.city.kashihara.nara.dbsr.jp




パーと言っても私たちの税金です。

この点がまず、私たちには許し難い事です。

この点は亀田市長も、弁解の余地はないと認めておられます。(発言No.25)


閲覧 | 単文表示 | 橿原市議会会議録検索リンクwww.city.kashihara.nara.dbsr.jp



が、市長としてはその上でさらに税金を使い、新庁舎を建設するということは市民の皆さまに説明ができないと、ここで建て替える事は断念すべきだというお立場です。


ここで、

ん???

維新はサンクコストバイアス に囚われてるんじゃ無いのか??


そう思った方も居るかもしれません。


実はそんなご意見も頂きました。

今までにかかった費用があるから、方向転換できない。

損切りできない。

それは合理的じゃないやん。


そのような意見。


しかしそれは全然違います。


既存施設に引越したら20億円で終わり、ではないのです。

まだまだ費用がかかります。


もう少しだけ詳しく説明します。


まず、先ほどの2.3億円がパー。
20億円で既存施設に引越し。

いやー、何とかなってよかったな。

それでは終わりません。

既存施設はこの先そのまま使うことはできない、つまり改修費用がかかるのです。


その総額は


100億円 をゆうに超えてしまいます。


しかし市長さんは言いました。

解体した市役所の跡地を民間に活用してもらえれば、年間8000万円ほどが賃料等として見込める。

100年で80億円の儲けが出る。と。

改修が必要というのは、必然。

80億の儲けが出るのは、単なる仮定。

エビデンス(根拠)のない80億円。


は????


思わずため息が出ました。


そして新庁舎が建つはずの場所には、「複数」住んでいる方がいらっしゃいました。


市の職員さんが長い時間をかけて交渉され、そして市役所を建てるなら、と何とか場所を譲って頂いた。


そんな経緯があります。

そんな中、市長はこう仰いました。


橿原市のためになるなら、目的が変わっても理解してくれますよ。


マジで言ってますか???


ここでも仮定で話するんですね。

エビデンス(根拠)はどこにあるのでしょうか?


実は場所を譲って頂くときの書面にも書いてあるそうです。


「庁舎を建て替えるために譲って頂きます」と。


それなのに、目的を変えても本当に大丈夫だと、皆さまは思いますか?


市長はこうも述べられました。


最終的にミグランス(分庁舎)も含めた全集約型の庁舎を作ったらええやん、と。

えっ!最終的にまた建てるの??

もう、ため息すら出ませんでした。


結局は、今の支出を先送りにして、12億円もの補助を逃した上、

将来の世代にツケを残す という、

【維新の改革に逆行】する話なのです。


よって私たち日本維新の会は

庁舎の分散に【反対】の立場なのです。


そして、委員会の最後。

まだ議案ではないものの、現状の議会としての意思表示として、「分散」の市長案に賛成するか否かを、「挙手」にて行った結果は


反対10

賛成 9


でした。


あー、惜しかってんな。

トントンやから、分からんやん。


違うんです。


実は、亀田市長の掲げる「分散案」。

これを実現するには、過半数では足りないのです。

地方自治法では、役所の場所を変えるには

「議会において出席議員の三分のニ以上の者の同意がなければならない」(第四条)

とされています。


仮に欠席者がいないとなると、橿原市議会議員は今、【23名】いますから、賛成者は【16名】必要なのです。


これだけ劣勢の中でも、支持が足りない中でも、【当地建て替え案】の検討も提案もせず、【分散案】のみを提示することは、市政の停滞に他ならない。


私は委員会で、分散、建て替えの複数案の提を【強く要望】させて頂きました。


それでもどうしても、【分散案】のみで提案するのであれば、それはそれで、早く議案として上程して頂き、先へ進んでいきたい。

まだまだコロナ禍の中、苦しんでいる方が多い中、政治が何も決められない、先送りばかりでは、「橿原市何しとんねん」と言われても仕方がありません。


市長が、橿原市議会が、市の職員が一丸となって、次の未来へと進むため、「今」をしっかりと変えて行けるよう、私も全力を尽くして参ります。


過去も未来も変えることはできない。

変えられるのは「今、この瞬間だけ」

未来は「今」を変える事で「変わる」


日本維新の会

橿原市議会議員

福田 としや


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