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https://news.yahoo.co.jp/articles/051aae54aabeb8662b8d7a29bf48298c928ee4da

政治の変革,チェンジになるか

ふたつの意義

(1) 従来の政党選挙への批判

(2) 選挙方法のチェンジ

現役の小池さんが圧倒的勝利だったとニュースは報じる。蓮舫さんは,第二位にさえならず,第三位に。

第二位に割り込んだのが石丸伸二氏。

 

関心はなかった。が,東京都は日本の先行きを占えるだろうと思っていた。まず候補者数。地方では考えられない首都ならではの候補数の多さ。本気で都知事になろうと思っているのだろうか,と疑う。

選挙ポスターの候補者の顔の掲示板への犬か何かの写真ポスター?が貼ってあった。あれも大都市ならではだろう。異常だろうと眉を寄せ,しかめっ面をなさる人も多かったのでは?それも含めて「新しい」変容が見られた。これまでの政治への批判と新しい胎動を感じさせます。従来の政党や国会の在り方,国政への反目・・・。

 

TBS昼の恵さんのワイドで,主要コメンテーターは,新しいと言わなかった。古い側の人間だと思った。「従来と異なる」と評していた。「新しい」だろう,と私は心の中で叫んだ。

蓮舫氏の応援に駆け付けた野党党首ら著名な政治家たちは,なんと,哀れで,気の毒に見えた。古い昔の方々・・・マジメなのはわかりますが・・・・もう変容すべきでしょう。後手後手です。

 

小池陣営は従来の街頭演説は土日の二回だけ。後は公務優先とばかりに却って奏功した。しかし,運動をしていた。

AI小池百合子が現役の実績をネットで流していたのを知った。本人でなくAIでつくり出された小池さん本人に似せた人が画面に出てきて,選挙活動(PR)しているのだ。それはありなのか?これも新しい選挙運動?になるのだろうか。選挙無関心を逆手に取ったやり方でもある。従来の戦い方ではない。

 

街頭演説。演説の上手な人でなくてもよい。早稲田に見られた,大学の弁論部は要らなくなる。明治以来の演説の巧みさは不要になる。それはほんの一例にすぎない。大きな変動のはじまり。若い無関心層がいよいよ立ち上がる時か・・・・

 

国政が関心を持たれず呆れかえられた ウンザリの表れだった。まちがいない。

200回に及ぶ街頭演説をした石丸氏はまず知名度を上げなくてはならない・・・そして演説を短くして「あとはネットを見て,拡散して」と去っていく。ユーチューブでひろめる戦法を取っていた。

始めはユーチューバーの中にはカネ(広告による)目当てもあったと分析しながらも候補者に共鳴して自主的に動画を取って拡散する協力者まで輩出。ボランティアも多かった。今までの選挙応援のような党からの動員もなかった。隠れ応援者や野次を投げるひと(ステルス)による選挙妨害もない。街頭演説を見込んでの回数抑制か。

党の動員は 命がけ。目的のためなら手段は選ばない。

選挙に対する臨み方が変った。それは今回が異常なのではなく,「新しい」流れを生み出したと思われた。石丸氏は善戦だったと自身胸を張る。

無党派層の意識を呼び覚まし,そして投票率を5%押し上げたのも新しい戦法のおかげだろう。スマホを見て街角演説に足を運ばせ,選挙への興味を取り込んでいた。ただし投票者はエゴイズムの塊りだった。喜べない現実がある。

そして,さらに,残念なことがある・・・・・・選挙で訴える内容がおそまつでは?  「経済強国にする!」と大きな声でアピールしていた。これじゃ,同じだ。いや,おカネ至上主義では,何ら新しくはない。 合掌