76には見えません。

おいくつ?と聞く徹子さん,[「お若いわねえ~」 <まったくです,と自分>

それどころか,ますます若返って見えてくる。貴女は6歳上,なのにえらい違いだ。

少女のように若返っていく・・・。「メガネ会計?ババア」って何? 役柄らしい。あだ名は嬉しい,と。「木野花」と呼ばれるよりイイと,有難がっていた。真実は逆であることがわかっていく…惹きつけられてあっという間の30分だった。

まず,股関節の軟骨が全く擦り切れてしまったと聞いた時,「そりゃ,痛いだろう」と想像して可哀想に思った。自分は,そこまで至ったことはないが,頸のヘルニアで少し擦り減ったりずれたりしただけでも不調に苦しんできた。頸椎の麻痺,痺れ。股関節症。腰椎?根幹,体支える骨の軟骨がすり減って無くなったらと考えたら,とんでもない痛さだろうに。同情された。が,彼女は小さいころから元気いっぱいの子のはず。子供の頃,7歳か,8歳ごろ。ふるさと青森で,海や山で活発に遊んでいた,海女の様に潜ってもいたようだ。肌も黒く焼けた元気な子だったのに,それでも股関節をやられてしまう,そのほうが不思議だった。身体は使わないと頑丈な人でも老化するの証か,たちまち弱くなる例なのだろう。一旦障害を抱えてしまうと,筋肉を戻すのに,痛いこと痛いこと何カ月もリハビリで筋肉を引き延ばす,半端じゃないのが伝わる。それをしないと元に戻らないことの方が恐ろしい。死ぬ?ほど痛いリハビリを超えてやっと普通の生活ができるのか! 

 前屈姿勢。初めは,両手が地面に付かない堅い身体だった,とやって見せる。

今では両手の先が着くだけでなく,両掌まで床に付けられるほど,柔らかなこと,スゴイ魔術だ。

それも,決して霊力でもないのだ。毎日の体操?のおかげ。それは顔を洗うように習慣化している。やらないと落ち着かないまでに。二種類あるという。一つは,徹子さん同様のスクワッド。

 もう一つが脚を左右足,前後に開いて,膝を曲げて上下運動。20回。それくらいやると,脛のもっこり感に気づく・・・筋肉の張りが分かると言う。

やればできるのだ。私のような,怠惰な凡人は,ただただ,頭が下がるばかりで,

続けられる,その「意志」にも敬服します。股関節症リハビリで仕事復帰,劇に間に合ったという体験が・・奇しくも生きる姿勢へとつながったのかしら。なによりの賜物です。

 最高の場面は,あこがれの人,松島トモ子さん。まるで木野さん,少女である。

《観るほどに深まる老化と感動と・・・これほど元気に若返る女優さんも珍しい》

松島トモ子さんの 幼いバレエ姿。人形を抱いた,幼い?少女は,まるでお人形と見まごう可愛らしさ。ふっくらした幼女の丸い顔に おおきな黒い目がチャーミング。生きた人間かと魔誤つく。きっと当時誰しも憧れたろう。私はもっと下の世代です。可愛かったことは,もちろん存じ上げる,キレイな,テレビの お姉さん。6歳上の花さんは,大のあこがれのお方と遭遇し,声かけた場面が神秘的・・・感激のことばが・・・「ア,ワワワワワ,ファ・,ファンです」

階段下から見上げる「ファン」のお顔をご存じだったか・・・それがまもなく判明する・・,徹子さん,いつものサプライズを用意していた。

ご本人からの手紙。松島トモ子さん直筆で・・・「あなたのご活躍・・存じ上げています・・ともにがんばりましょう」のメッセージ。これほどの感動はないだろう。花さん,曰く。出演のおかげで,これ以上の「ご褒美はない」と。頑是。ウソのようなホントの話だ。徹子の部屋は魔法の部屋。

 

貴女も憧憬される人と,いつしか なっている 花よ,ああ。 感謝合掌