村上陽一郎さん著 『死ねない時代の哲学』文藝春秋社 2020年発行

学んだこと:身辺整理をせよ。断捨離。あの世への旅支度。白装束。キレイにすること。看取りを自ら行うこと。第3章から特に共感させられます。

「死は自己決定できるか」・・・私は安易にも出来る,ぜひそうあってほしいと願っていた。オランダやベルギー,そしてスイスって国は進んでいるなあとうらやましく思った。併し浅はかだった。死は,生と同様に,個人問題ではない。人間の関係性の中にある。自ら生まれてきたものでないと同様に,死を自ら決する事柄ではないのだと。死は本人ではなく,死者を送る側の問題なのだ。家族や,医師や看護師や・・人は人を介してつながっているわけだから。個人の問題事項ではないことになる。そこで個人主義と民主主義も語られ悲鳴を上げた(内心)。プロフィールを呼んで知る氏の偉さを。失礼。頭が下がる。アリストクラシーを是認したくなる。大衆統治はもういらない。民主政治は敗北です。ナチス・ヒトラーの悪夢は真実なり。いまでも若い子供達の中に共感する人がいるという指摘は確かでしょう。なぜなら2017年か,2019年に『わが闘争』を良しとする生徒がいたっけ。その後,ドイツでもネオナチの勢力グループ(若者たち)がニュースで話題になってもいる。相模原市の知的障碍者施設惨殺事件にネットで共感者いたというのを知っても驚きではない,むしろ納得だ。「優性保護法」と重なる。この連想は英語で言うとアソシエーシオン。association 米国のデモクラシーの力だ。昨日観た録画番組でもやっていた。19thというネット通じた団体組織。個人は弱い存在だから繋がろうという連結の意味だろうか。「強い酒は飲まない」アソシエーショングループも誕生してアメリカらしさも書いてあったかな。欧州に広がり,米国の大国化につながったかも。NPOやNGOもその口か。私はAEAに所属していた。大学の小さな文化的サークル(部活)にすぎない。American English Associationが晴れがましく思えてくる。 ま,どうでもいいことを並べるのが老化現象である。It’s better to clear my body before my mercy killing.  

医者にかかったらオシマイだから 迷惑にならないように 始末をつけるべし。まず身の回りをキレイに。やる気が出て来たぞ~~。感謝合掌