https://news.yahoo.co.jp/articles/7c0dff805778edd31ac4aaea9b6598d036aca8e9

「第1ゲームを11-8で伊藤が先取すると、第2ゲームも9-9のデュースまでもつれこむ拮抗した展開となるも、最後は平野が打点の高いバックハンドを決めて奪い返す。  第3ゲームは平野が11-7で制して王手をかけたが、ここで伊藤が意地を見せる。苦境となって迎えた第4ゲームは1-5の劣勢となったところから徐々に粘りをみせ、10-10のデュースに持ち込むと、攻勢を強めて16-14で勝利。なんとか崖っぷちで踏みとどまる。  そして、勝負の最終ゲームは完全にリズムをつかんだ伊藤が序盤から4連続ポイントでリード。後手に回った平野を尻目に中盤以降もそのまま押し込む展開となり、11-1でドラマチックな逆転勝利を収めたのである。」

https://www.youtube.com/watch?v=3apL5nQ_sPo

ふたりの試合映像はこれ↑ 1-2のゲームカウント。マッチポイントを堪えて上回った。平野美宇さん,何度もマッチポンイントを逃し失笑。ときに鬼のような形相も一瞬見せた。甘いボールを出したり,返したり 高いボールを打たずに反して外したり,と,悪いところも目立ちました。そうはさせじと,伊藤美誠さんが課題を与えてくださった形となる。まだまだですぞ,と。意地を見せた同期の対戦,伊藤さんの潔さと冷静な試合運びそして攻め続けた心にアッパレです。どちらも応援してきたものとして二人にフレーと云いたいです。

 

世界女子卓球がオモシロいと沢山観させていだたきました。他の外国人同士の試合を見てきて思ったことは,試合の技量や内容ではなくなり,選手の置かれた状況です。皆出場選手,ましてや決勝にまで進めるようなハイパフォーマンスを見せるプレイヤー,そしてそれを支えるバックグランドが思いやられた次第です。中国からアメリカに帰化したり,日本に渡った例も直前で活躍していたり,ルクセンブルクに籍を置いて長く活躍されていたり,とインドの選手の抬頭に危機感だけを見せる日本や中国の世界卓球に臨む戦い方に何か複雑な感情が湧いた。多くの貧しい大衆を抱え,今後経済的にも政治的にも?強大になるだろう国力,今必死に戦力を広げていることを見ると,ちょっとした技術的な力量を見るとつい傲慢な目線が出てしまう。彼らは選ばれたエリート,厚い援助を受けてスポーツで自己を発揮しているのだろう。試合そのものには醒めてしまった。それは相手に失礼なことかもしれないが・・・昔王様の前に出されて観衆に血みどろの闘争を演じたプレーヤーの映像と重なる・・・スポンサーのためにスポーツの技量を自分の力を見せつける,それは使命なのだ・・・。

彼等はヒーロー,ヒロインだ。闘士じゃない。見世物ではない。ありがとう。