私は 忘れていた。若き有望な男優,交通事故で亡くなった あの俳優の名を。まるで日本の赤木圭一郎か。石油王 の 先達がモデルだった。 油田を掘り当て 狂喜して 恋人のところに 勇んで報告する 彼の顔は油で汚れていた。そこに光る は 涙にも 見えた 今。

 

銀幕の名優。エデンの東は最高でしたね。あの映画に勝るものはないかもの 演技は まさに彼そのモノかと思ったものです。遠い昔の話となってしまった。『風とともに去りぬ』以上のテーマを孕んでいる。戦争と平和や,親子関係世代の断絶,若者に人生・恋愛,勇気と・・・サクセスストーリィと ジャイアンツにもつながる・・・テーマが盛り沢山。何度観たことか。飯田橋の名画館や池袋の〇〇館で ・・・学友の彼は10回観たと豪語したっけ。共に老けたろう。今元気?

 

サクセス(成功/出世」・・・何と魅了する言葉だったか。貧乏からの脱出は これしかないと思われた。学問を積み? 一万円札の肖像でもあった福沢諭吉の思想に染まり? 財産やカネがなくても 学問があれば 渡世出来ると 夢描き,受験地獄の世間を渡ってきた・・・が,なれの果ては如何?受験進路体制にさえ乗ること,アタワず,高卒の社会進出出会いからずっこけていた自分の人生。

20歳に観た映画がこれだった。いっしょに歌った『君といつまでも』を覚えているかい?

老人の得意とする 回想,回春は 悔悛へと 変わっている。 

求めた理想は何だったか。――――そうして遭遇した 表現がコレ↓

『成功から身を守れ!』

 ↑のジェイムス・ディーンの映画カットシーンと連なった。《AIでもこれはできまい。》

この言葉は,フランスのエリー・ルクリュの教え(と,解釈されます。by『石川三四郎』補記,山口晃著)

1927年USAジョゼフ・イシル著作にみるというエリー・エリゼ兄弟の姿 と石川らの交流 単に逃避者追放者・異邦人ではない。真の国際化が見えてくる。 ありがとう。 追伸 「ポールはエリゼの甥,エリゼは伯父でもあった」が加味されます。フシギな人間関係を解いてみた・・・。