大金星に魅了されました

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【大金星】これが平野美宇の爆発力!最強世界女王・孫穎莎を撃破!|WTTコンテンターサレフ2023 女子シンク

命の泉でした。感動感謝。王者必衰の現象でもあるでしょう。SUN YINGSHA VS. MIYU HIRANO

クロアチア首都ZAGREB 視野と見識を広げてくださいました。日本人選手が中国選手の,あの今までも何度も挑戦しても勝てない王者・最強の卓球女子選手。力量の差は歴然としていました。しかしその劣勢を押しのけ勝利を自分に引きつけた要因は何だったのでしょうか。

ゲーム差 3-1の孫のマッチゲーム,王手。簡単に負けるかと思いきや,3-2と迫り,まだ食らいつく。3-2の途中優勢に進め追い上げムードに対してタイムアウト。でその流れを絶とうとした絶妙のタイムだと思った。しかし王者は決して許さない。簡単には3-3の互角には行かせてくれない。10対7まであと一歩まで行ったのに,追いつかれ11-10とむしろ逆に後がなくなった。絶壁である。ジュースをくり返して遂に第6ゲームを奪った。天王山を超えた感があった。決戦の第7ゲームは何と比較的楽にとってしまった。孫は王者の良さが見られず挑戦者の良い所ばかりが目立った。あっけない幕切れであった。3-3の天王山をどうして奪うことができたのか。1:05:00辺りが天王山だとコメントしている。なんどコメントしてお邪魔したことか,スミマセン,長口舌と素人目線の傲慢意見をお詫びします。

平野美宇さんはどうしてこれほど人間力を高められたのでしょう。

「技あり!」と叫んでしまいましたが,実際王者の上を行く技があったのでしょうか。卓球は極めてデリケート繊細で微妙な精神と技術力がモノを言う。特に初心者レベルでは技で簡単に勝負がついてしまう。精神性は要らないかも。卓球台まで背がやっと届くような幼い子に大のオトナが勝てないのです。いくら精神一到傾けても勝てません。技量に負けてしまうのです。サーブやレシーブが取れません。カットによる擦れ具合。ラバーとボールの微妙な回転摩擦。ちょっとした力の具合でボールの走り具合が微妙に変化する。止まろうとしたり逆に摩擦なく早いスピードで順回転したり。逆回転したり,と。チキータという最初は男子しかできなかった技。間もなく女子でも採り入れられ,多用されるようになり。日々進化。レシーブに使うか否か流れが変わる。相手の出す回転がどんなかを瞬時に判断。順か逆。正か無か。どんな攻めや守りをするか冷静に判断して臨戦態勢に入る。相手の戦術を観る。相手次第と自分次第でもある。将棋の指し手がいろいろあるように変幻自在。スマッシュの威力は大柄で腕力ある方が強いでしょうが,力で抑えることには限界がある。卓の右や左や,前か後か,低い打球か高い,ふんわりしたボールか,長短,強弱も加減される。切っているか,回転はどっちか。ラバーや何やで異なってくる。テーブルの立ち位置も。前で速攻か,後ろに下がってラリー戦が分があるか。それに応える強さがあるか。バックかフォアか。速く強くきわどいコース,微妙な戦術態勢。

どれをとっても正攻法では及ばない相手に見えた。3対1のゲーム数の流れではそうだった。しかし追いつき,互角へと導いたものは何だろうか。最後は圧倒的だったのはどうしてだろうか。恐縮しながらも載せたコメントに書いた通りですが・・・。

改めて 卓の両端攻めやスマッシュの力強さなど技量では圧倒的に差が歴然としていた。正攻法では及ばないように見えた。と,まとめようと走らせてみると新たな表現が・・「最初は横綱相撲,がっぷり四つに組んで正面から挑む・・・場面も見えた。しかし点で手が出ず抜けられる。玉に触れることさえできない。その速さという力強さといい・・角度といい フォア・バック,何の手でも正面から挑んでは勝てない相手に見えた。」《と別な言い回しに変っている。》その王者の裏をかく?隙というか弱みというか,ありそうもない欠点に付け入る・・そんな沈着冷静な判断,それを可能にする聡明さ,思考だけでは絶対出せない身体能力。技と絶妙なパフォーマンス。瞬時に反応する無意識の,クイックレスポンス。練習や身体で覚えたものでしょうか。練習の賜物でしょうか。長く時間をかけたから,だれもが身に付くものではないでしょ。凡人は練習あるのみですが,彼女は後の団体戦で,ブラジル戦に至る,前の団体戦で相手チームの選手に連続20ポイントを獲得して周囲を驚かせている。その時のコメントに「よく眠って休めた・・」と答えている。体力復活のリフレッシュもいいようだ。ずっと練習をしないといけないと言ったやり方が絶対にイイとは言えないのですね。

 今回も長期戦だった。3-3の互角から7戦ラストマッチまで行った。途中身体の筋肉が痙攣することだってあり得よう。一球入魂。すべてに気を緩めない。全体を通じて変化する。それに対応するには若さも必要だろう。23歳という,難しいときでもある。もちろん世界のプレーヤーは皆同年齢層やそれ以降の年配者もがんばっている。『お母さんに 見合い結婚を決められた夢をみた・・』とのコメントも何かその辺の人間臭さを示すようで,ますます魅力的なパーソナリティです。

ボールや試合の流れも変わるように,美宇さんが神がかりに変るように,メモした文面も私の脳の老化同様,変わってしまう。別な面に瞬間瞬時に変わって進展する。生命の泉 不思議。 感謝合掌 

〔追補〕第一戦イルクセンブルク16日~二戦イラン17日~三戦・南アフリカ18日~第4戦・ラジル19日 経て 21日パリ五輪出場決定戦へ。

21日の決勝戦 オリンピック出場を決めた女子団体戦相手はクロアチアチーム。エースは欧州一位。それと争って日本は3-0とストレート勝ち。

粗削りなダイヤモンドのよう,欧州の選手たちの開明を感じた。18歳もいれば,50歳まで? 38歳の男性は髪の毛がなかった。16歳の日本人男子にあっけなく敗れているが・・。若者だけで構成される日本と世代幅広く活躍する欧州とどちらがイイか。勝てばいいとか,勝つことしか考えない傾向価値観はどうか。

 

チョントゥー(成都)中国西南部。四川省省都。Chengdu「チャンドゥ」に聞こえる。THKS