これは僕のオススメですо(ж>▽<)y ☆
一知っていますか 大きくて小さなお話一
~五年前~
『ねぇツナ!!』
「なに?○○ちゃん」
『海峡を渡る蝶って知ってる?』
「海峡を渡る・・・蝶?」
『群れをつくって、ながーい距離を飛ぶんだって!』
一遥かな道のり 恐れはしないと一
~現在~
『ねぇツナ・・・昔私が話した蝶のこと覚えてる?』
「あ、海峡を渡るってやつ?」
『うん・・・その話の続きなんだけどね
『どんなに頑張って海を渡ろうとしても、海峡を渡りきれる蝶はほんの数匹なんだって・・・』
「え・・・・」
『私も海峡を渡りきれなかった蝶たちのように力尽きていくのかなぁ・・・』
一勇気と希望が まぶしく胸張る一
「そんなことさせない!!俺が○○ちゃんを守るから!!力尽きるなんて言わないで!」
『ツナ・・・ありがとう///////』
「うんっ!//////////」
~しかし・・・ツナの願いは叶うことはなかった・・・~
ピッピッピッピッピ・・・・
病室に機械音が鳴り響く
『ツナごめんね・・・私もうダメみたい・・・』
「いやだ!そんなこと言わないでよ!」
『ツナともっと笑いたかった・・・もっと遊びたかったよぉ・・・』
「ウッ・・・ヒグッ・・俺も・・」
『ほんとに・・・ごめん・・ね・・・・』
ピーーーー・・・
薄れゆく意識の中で私はずっと彼を見つめていた
彼の涙が私の手に落ちてくる
あったかい・・・これが彼のぬくもり・・・
もっと・・・感じてたかったな・・・
~数ヵ月後~
○○がいなくなって数ヶ月・・・俺は海に来ていた
「懐かしいなあ・・・ここ・・・」
よく○○とこの海で話をしていた。もちろん・・・海峡を渡る蝶のことも・・・
「ヒグッ・・グスッ・・・○○・・・」
ここに来ると自然と涙があふれてくる
伝えたいこともあったんだよな・・
「好きって・・・」
一二枚の羽には 思い出たたんで一
ブワアッ!!!
急に強い風がふいてきた
砂が飛んでいて前がよく見えない
風がやんできて前がよく見えるようになってきた
「え・・・?」
俺の目の前に大きな蝶の群れが現れた
「すごい・・・本当にいたんだ!!」
もしかしたらこの蝶が俺の思いを伝えてくれるかもしれない
俺は叫んだ。できるだけ大きな声で
「○○に伝えてください!!俺は・・・○○のことが・・・・
大好きだって!!」
一まだ見ぬ大陸 大きな未来へ一
蝶が渡る 海峡をわたる 蝶が渡る海峡を
おくりましょう おくりましょう
大きくて小さなお話
おくりましょう おくりましょう
君のかどでに
~二枚の羽に・・・~終わり