先日、娘の中学校の卒業式がありました。
校長の挨拶のあと担任が卒業生の名前を
一人ずつ読み上げます。
ところが先生は喉が詰まって声が出ません。
会場もジーンとなりながら見守ります。
やっと名前を呼び始めました。
もうその頃には何人かの卒業生が
肩を震わせながら泣いています。
表彰や卒業生から学校への贈り物贈呈などが
行なわれ最後に卒業の辞です。
代表の学級委員長の男の子は
出だしこそ落ち着いていましたが、
後半はもう号泣です。
涙やら鼻水やらでぐしゃぐしゃになりながら
式辞を読みます。
会場はそれを暖かく見守りながら
無事、卒業式が終わりました。

しかし問題はその後の謝恩会でした。
先生と卒業生そしてお母さん達が
歌って踊って楽しくそしてちょっとしんみりと
終わるものだと思っていたら大間違い。
仕出しのお弁当をみんなで食べ終わり
始まったのが卒業生たちの幼い頃の写真を
映して誰だか当てると言うもの。
まず最初によくうちに遊びに来た可愛らしい
女の子の写真。
司会者がこの子の父兄は前に出てくださいと
催促します。
そして女の子は自分の両親に当てた感謝の文を
読み上げます。
その子は卒業式でも一番泣いてた女の子。
もうしゃくり上げながら文を読みます。
顔なんてぐしゃぐしゃです。
ボロボロ涙をこぼしながら感謝の言葉を贈ります。
そんな娘の姿を前にして平気な親などありえません。
父母とも感極まって泣きます。
親子で泣きます。
こっちも貰い泣きです。
それだけでは終わりません。
一言スピーチまで求められます。
もうどろどろのぐしゃぐしゃなのに
なにしゃべれって言うんだ!
そんなの目の前で見せられて
自分の番が絶対来るのに
動揺しないではいられません。
順番に父兄が前へ出て瞬殺されて行きます。
中には母子家庭の子もいて
そうなるともう収拾がつきません。
最後に私の番です。
いつもクールな娘がつられたのか
わんわん泣きながら感謝の文を読みます。
私はだいぶ間があったのでかなり落ち着きました。
ちょっとウルウルしましたが、比較的冷静にいられました。
娘が読み終わり運動会の親子競技でとった写真と
一緒にフレーム納められた感謝の文を受け取ると、
私は会場の参加者が見守る中
娘をギュッと抱きしめました。